お掃除機能付きエアコンでもクリーニングは必要?

2020.08.18エアコンクリーニング

自動掃除付きエアコン

お手入れの手間を減らすことのできるエアコンとして、自動掃除機能付きのエアコンが人気です。

自動掃除機能付きのエアコンは、エアコンクリーニングをする必要があるのでしょうか?

 

自動掃除機能付きエアコンはクリーニング不要?

自分でクリーニングをしない

自動掃除機能付きエアコンは、自動で掃除をすべてしてくれるのでエアコンクリーニングをする必要はない。

そんな勘違いをしている方がいます。

実際、外カバーを拭くだけで他の掃除はしなくてもいいという方もいるのですが、そんなことはないので注意が必要です。

自動掃除機能付きエアコンが掃除を自動でしてくれるのは、室内機のフィルターだけです。

エアコンは普段使っていると、ほこりや外気の汚れが徐々に溜まっていきます。

自動掃除機能付きエアコンは、それらの掃除はしてくれないので、別途掃除をする必要があるのです。

ほこりや汚れだけじゃなく、除湿や冷房を使うことで、カビも発生しやすくなります。

なので、自動掃除機能付きエアコンであっても、エアコンクリーニングは定期的にするようにしましょう。

 

自動掃除機能付きエアコンはなぜ汚れるの?

エアコンが汚れる原因

上でお伝えした理由以外にも、自動掃除機能付きエアコンが汚れるのには理由があります。

それはどんな理由でしょうか?

 

通常のエアコンよりもカビが繁殖しやすい

自動掃除機能付きエアコンは、自動掃除機能が付いていないエアコンに比べて密閉度が高くつくられています。

密閉度の高いエアコン内部は、中に残った水分で湿度が高くなっています。

なので、カビが繁殖するには絶好の場所になってしまっているんです。

 

自動掃除機能がオンになっていない

エアコンの自動掃除機能を切っている。

そんなことはなかなかないように思いがちですが、実は結構あるんです。

自動掃除機能付きエアコンは、電源を切ると自動で掃除が始まります。

しかし、このときの掃除の音がうるさいと感じられた場合、静かにするために自動掃除機能をオフにすることがあるのです。

オフにしたことを忘れてそのまま使っていて、気づくとフィルターがものすごく汚れてしまっていた。

そういったケースは以外にもよくあります。

自動掃除機能の付け忘れには注意が必要です。

 

自動掃除機能のお手入れをしていない

自動掃除機能付きのエアコンは、大きく2種類に分かれます。

・たまった汚れやほこりをダストボックスに貯めておくもの

・汚れやほこりをクリーニングで屋外に排出するもの

どちらの種類もお手入れをしていないと、掃除機能がうまく機能しなくなることがあります。

ダストボックスに汚れやほこりをためておく種類の場合、たまった汚れやほこりを定期的に捨てるようにしましょう。

汚れやほこりがたまりすぎてしまうと、正常に自動掃除機能が働かなくなってしまうのです。

屋外に汚れやほこりを排出する種類の場合、外部へほこりや汚れを排出するホースのお手入れをしていないとホースが詰まってほこりや汚れが排出されなくなってしまうことがあります。

 

自動お掃除機能付きのエアコンは、全く掃除をしなくてもいつまでも問題なく動くようなものではありません。

日々のお手入れをすることで、機能を最大限発揮できるようにしましょう。

 

自宅のエアコンがお掃除機能付きか見分ける方法

エアコンのリモコンを見る

「そもそも自宅のエアコンがお掃除機能付きかどうか分からない…」という方もいるでしょう。

ここでは自宅のエアコンがお掃掃除機能付きかどうかを見分ける方法をご紹介していきます。

 

リモコンに「おそうじボタン」があるかどうか

エアコンのリモコンで見分ける一番簡単な方法を見ていきましょう。

メーカーによってリモコンに書かれている言葉は異なってきますが、「フィルター掃除」「手動掃除」と書かれたボタンがある場合、そのエアコンはお掃除機能付きのタイプだと言えます。

ただお掃除機能付きのエアコンでも、リモコン部分にそういったボタンが付いていないことも。

そのためこのボタンの有無だけで判断するのではなく、他の見分け項目についても併せてチェックするようにしましょう。

 

エアコン本体の厚さを確認

お掃除機能付きエアコンの別の見分け方としては、「エアコン本体の厚みを確認する」というものです。

横からエアコンを見た時に一般的なエアコンと比較すると、厚みがある場合、お掃除機能付きエアコンであると考えられます。

お掃除機能付きエアコンは掃除機能を搭載している分、横幅が分厚く製造されている傾向にあるためです。

ただ最近のお掃除機能付きエアコンは、一般的なエアコンと厚みがほとんど変わらないタイプのものも多く販売されています。

また「どれくらいの厚みを基準にすれば良いか分からない…」という方も少なくないかと思います。

 

フィルターの着脱が簡単かどうか

上記2つの見分け項目に加えて最後にチェックしておきたいのが、「フィルターの着脱が簡単かどうか」というポイントです。

エアコン本体の前に付いているパネルを開き、エアコン内部のフィルターを比較的簡単に着脱できるということは、自分でエアコンフィルターの掃除ができる仕様になっているのかもしれません。

この場合、お掃除機能付きエアコンではなく一般的なエアコンであると考えられます。

お掃除機能付きエアコンであれば、「エアコンフィルターにロックがかかっていて着脱できない」「エアコンフィルターが半分しか見えない」といったものが多いです。

エアコンに掃除機能が付いていれば、自分で掃除を行う必要は無いため、エアコン内部の設計としても簡単に部品が取り外せないようにしているのかもしれません。

上記2つの見分けポイントに加えて、「エアコンフィルターが取り外せない設計になっている」「内部がかなり複雑でエアコンフィルターの取り外しが難しい」という場合、お掃除機能付きエアコンだと判断して良いでしょう。

 

お掃除機能付きエアコンのセルフクリーニングはNG

エアコンの厚さを見る

「お掃除機能付きエアコンを自力で何とかして掃除したい」と思われる方も多いのですが、基本的にお掃除機能付きエアコンの掃除を個人で行うのはNGとされています。

精密機器であるエアコンを知識が無いままクリーニングしようとすると、時間・手間がかかるのはもちろんですが、それ以上にエアコン本体が故障してしまう可能性もあります。

また故障した場合でも保証が効かないため、あまりにリスクが大きすぎるのです。

さらにエアコンの中でもお掃除機能付きエアコンのクリーニングは、プロの業者であっても、4時間ほどかかってしまいます。

それだけエアコン内部が複雑な構造になっているという証拠であるため、個人が行うとなると、それ以上に時間が掛かってしまうでしょう。

時間がかかったとしてもきちんとクリーニングが完了できれば良いのですが、最悪の場合、エアコンを元の状態に戻せなくなったり、火事につながってしまったりといった恐れも併せもっているのです。

 

自動掃除機能付きのエアコンのクリーニング

自動掃除付きエアコンのクリーニング

自動掃除機能付きのエアコンは、上でもお伝えした通り、内部にカビが発生しやすい密閉度の高いつくりになっています。

エアコンクリーニングは、少なくとも年一回は行い清潔に使えるようにしましょう。

自動掃除機能付きのエアコンクリーニングは、必ず業者に依頼してください。

複雑な部品が使われているため、個人でクリーニングするのは正直難しいです。

業者に本体を分解し、パーツごとに高圧洗浄機で丸洗いしてもらいましょう。

 

おわりに

自動掃除機能は、クリーニングを不要にする完全な掃除機能ではありません。

きちんと日々のお手入れや、定期的なエアコンクリーニングを行うようにしましょう。

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クラベルプロ編集部

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