天井埋め込み型エアコンのエアコンクリーニング方法は?

2021.03.04エアコンクリーニング

天井埋込み型のエアコン

デパートや会社のエアコンが「天井埋め込み型エアコン」だというところも少なくありません。

天井埋め込み型エアコンのエアコンクリーニングは、一般的なエアコンよりも少し大掛かりな作業になってきます。

今回は、天井埋め込み型エアコンのエアコンクリーニング方法についてご紹介していきましょう。

 

そもそも、天井埋め込み型エアコンは掃除すべき?

天井埋め込み型のエアコンクリーニング

天井埋め込み型エアコンの掃除は、自分で行うにしても業者に依頼するにしても手間・時間がかかるものです。

ただ天井埋め込み型エアコンは、エアコンクリーニングを定期的に行う必要があります。

汚れをそのまま放置していると、エアコンの運転効率が落ちたり、健康トラブルにつながったりします。

 

エアコンの汚れは電気代にも影響する

エアコン汚れは見た目の問題に限りません。

それ以上に気になる問題としては、電気代への影響が考えられます。

一般家庭用のエアコン同様、天井埋め込み型エアコンも定期的に掃除を行わなければ当然汚れが溜まります。

エアコン内部へのホコリの流入を防ぐ吹き出し口・フィルターの部分などは、汚れが蓄積してしまいがちな場所でもあります。

汚れが多く溜まると空気の通り道も塞がれてしまうため、空気を送り込むことに非常に多くの電力が必要になってしまうのです。

ファンの部分に汚れが付着してしまうと風力が大きく低下してしまい、設定した温度になるまでに多くの時間を要してしまうため、電力の消費も大きくなるのです。

 

カビ・水漏れの発生にもつながる

エアコンフィルター内部のドレンパン部分の汚れを長期間放置し続けると、カビやスライム状の汚れが発生してしまいます。

カビや細菌などは基本的に汚れが多く溜まっている場所を好むため、水が溜まりやすいドレンパンは繁殖場所としても最適だと言えるのです。

またスライム状の汚れは非常に厄介であり、掃除をせず放置し続けることでドレンパンとつながっているドレン配管が詰まりを起こしてしまうのです。

従来であれば、水はドレン配管を通ってエアコン外に排水が行われるのですが、汚れが詰まってしまうとこの水の行き場がなくなってしまうため逆流を引き起こし、水漏れを起こしてしまうということもあるのです。

 

天井埋め込み型エアコンの種類

天井埋め込み型エアコンの掃除

天井埋め込み型エアコンにはいくつかの種類があります。

一部をご紹介していきましょう。

 

【天井埋め込み型】一方向

一方向に吹き出し口が付いており、その空調が対応できる範囲は10~20畳程度になります。

熱交換器と風を内部へ送るファンがそれぞれに1つ付いていることから、個室で設置されていることが多いです。

 

【天井埋め込み型】二方向

二方向に吹き出し口が付いており、その空調が対応できる範囲は15~30畳程度になります。

熱交換器と風を内部へ送るファンがそれぞれに2つ付いていることから、一方向に比べて広範囲での空調が可能です。

 

【天井埋め込み型】四方向

四方向に吹き出し口が付いており、正方形の形状をしています。

一般家庭では馴染みが無いかと思いますが、会社・お店・病院などではよく設置されているタイプです。

熱交換器が4つすべての方向にあり、中央に大き目のファンが設置されています。

 

天井埋め込み型エアコンのフィルター掃除法

天井埋込み型のエアコンのフィルター

天井埋め込み型エアコンの掃除に関しては、多くの人がエアコンクリーニング業者にクリーニング依頼を出していますが、自力でもできる範囲があります。

それが、「フィルター掃除」です。

自力でも掃除ができる「フィルター掃除法」をご紹介していきましょう。

 

フィルター掃除の必須道具

フィルター表面を綺麗にする雑巾と、ホコリ除去用の掃除機・ブラシが必要になります。

 

1.パネルを外す

ほとんどは天井埋め込み式エアコンのパネルの部分にフィルターが付いているため、まずはそのパネルを外していきます。

中には取り外しタイプではなく、リモコン操作でパネルを下ろすタイプもあることから注意しなければなりません。

 

2.フィルターを取り外してホコリ除去

パネルに付いたフィルターを外して掃除を行っていきます。

フィルターに付着した大きめのホコリやゴミを掃除機・ブラシを使って除去していきましょう。

 

3.フィルターを水洗い

今度は細かなホコリやゴミを落とすため、フィルターを水洗いしていきます。

水洗いが完了すればペーパーで水気を取って、完全に乾くまで待ちましょう。

 

4.フィルターを取り付けてパネルを戻す

乾いたのち、パネル部分にフィルターをはめ込むようにして戻していきます。

はめ込みタイプでない場合は、その方法に従って戻しましょう。

戻した後は雑巾を使って表面の汚れを拭いていき、全部拭き終われば掃除完了となります。

 

天井埋め込みエアコンの掃除のタイミング

自分で掃除するタイミング

天井埋め込みエアコンの掃除を行う最適なタイミングというものはあるのでしょうか?

ここではエアコン掃除のタイミング、またエアコンクリーニングを行う判断基準について見ていきましょう。

 

エアコンの需要が高まる前に掃除をする

エアコン掃除は春・秋といったような、エアコンの需要が高まる前に掃除を済ませてしまうのがおすすめです。

エアコン内部に溜まった前年のホコリ・汚れなどを取り除いておけば、運転効率も良くなり、結果的に電気代を抑えることにもつながります。

業者にエアコンクリーニングを依頼する場合でも、本格的に需要が高まる前に依頼するのがおすすめです。

エアコンを使い始めてから内部に汚れが溜まっていることに気づき、慌ててエアコンクリーニングを依頼するという方が多いため、エアコン需要が高まる夏・冬の時期はクリーニング予約が取りづらい傾向にあります。

エアコンクリーニングを依頼する時期は、エアコンを使用せずとも比較的快適に過ごすことのできる4月、もしくは9~10月が最適だと考えられます。

業者が忙しくなる6~8月に申し込むことはやめておきましょう。

 

エアコン掃除の判断基準は?

エアコンクリーニングを行うべきタイミングは意外に多いものです。

中でもとくに分かりやすいものとしては臭いが挙げられます。

エアコンからの空気がカビ臭い・酸っぱい臭いの場合、掃除を行うようにしましょう。

エアコン本体や吹き出し口の汚れが目立ち始めたら、掃除を始めるタイミングであると言えます。

そのまま放置し続けてしまうと、エアコンの風に乗ってカビ・ホコリなどの汚れが部屋中に撒き散らされてしまいます。

人やペットのアレルギーを引き起こす原因にもなるため、できる限り早く除去するようにしましょう。

 

エアコン内部クリーニングはプロに依頼!

天井埋込み型のエアコンはプロに依頼

設置場所が高い位置にある天井埋め込み式エアコンのクリーニングは個人で行うには非常に手間がかかります。

またどのようなエアコンであっても、エアコン内部を分解して掃除を行うことは専門的な作業にあたるため、プロのエアコンクリーニング業者に掃除依頼するのが一番良い方法です。

自分で無理やり掃除をしようとして壊してしまう可能性もあります。

実績を積んでいるプロにエアコンクリーニングをお願いする方が安心できると言えるでしょう。

 

おわりに

今回は、天井埋め込み型エアコンのエアコンクリーニング方法についてご紹介しました。

天井埋め込み型エアコンにはいくつかの種類がありましたが、個人でできる基本的な掃除法は「フィルター掃除」になります。

フィルター掃除以上のクリーニングをしようとすると壊れてしまう可能性もあるため、無理に行わずプロのエアコンクリーニング業者に掃除依頼をするようにしてください。

 

 

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クラベルプロ編集部

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