エアコンからの異臭の原因と除去方法をご紹介!

2021.06.28エアコンクリーニング

エアコンの異臭

エアコンからの臭いが気になったことはありませんか?

本記事では、エアコンからの異臭を除去する方法をご紹介していきます。

 

エアコンから異臭がするのはなぜ?

エアコンから異臭がする理由

エアコンは寒さ・暑さの厳しい季節になると必要不可欠なものになるでしょう。

しかし「そろそろエアコンを使い始めるか…」と電源を入れた途端、生ぬるい風とともに生乾きの臭い・酸っぱい臭い・ホコリの臭い・カビの臭いなどさまざまな異臭が漂ってくることがありませんか?

このような異臭がしてしまうと、空気を快適なものにしようと思っても臭いが気になって運転させることが億劫になり兼ねません。

一体、この異臭の原因は何なのでしょうか?

 

一番の原因は「カビ」

エアコンからの異臭の原因として、一番に考えられるのは「カビ」でしょう。

とくにカビの臭い・生乾きの臭いはエアコン内部にカビが繁殖し、それが原因となって異臭につながっていることがあります。

エアコンは部屋の空気を循環させる仕組みになっているため、エアコンをつけるとその臭いの原因も一緒に循環させてしまうようになるのです。

そしてその臭いの原因となる汚れがエアコン内部に付着し、それを栄養源にしてカビが繁殖していくのです。

 

そのほか「タバコのヤニ」「食べ物の臭い」が原因になっていることも

またカビ以外にも「タバコのヤニ」「食べ物の臭い」が異臭の原因をつくっている可能性があります。

食べ物の臭い・人の汗・タバコのヤニ・ペットのにおいなど、部屋で生活をしているといろんな臭いが充満するかと思います。

そんな臭いがエアコンにはもちろん部屋全体にも同じように染みついてしまい、時間が経つにつれて異臭へと変わっていくことがあるのです。

とくにエアコン内部のフィン・ファン部分は、タバコのヤニが張り付きやすいと言われています。

ヤニが張り付くとそこにホコリ・塵などの汚れが蓄積されるため、それがさらに強い異臭へと変わることがあります。

 

エアコンからの異臭を除去する方法

異臭の除去法

エアコンから異臭を除去するにはどのような方法が効果的なのでしょうか?

 

16度の冷房で1時間運転させる

エアコンを冷房の最低温度に設定して1時間ほど運転させると、エアコン内部に付着した臭いが結露した水に溶け込み、ドレンホースを伝い室外へと流れだしていきます。

これによって異臭を軽減させることができます。

窓を開けてこの方法を行えば部屋に充満する臭いを排出できるため、一層臭い除去の効果が上がります。

 

30度の暖房で1時間運転させる

「窓を全開にした後、エアコンを暖房の最大温度の30度に設定して、1時間ほど運転させる」という方法もおすすめです。

エアコンの最大温度で運転させるとエアコン内部が高温・乾燥状態になり、カビを死滅させることができるとされています。

窓を開けておくとカビの死骸を外に追い出すことができるため、カビのイヤな臭いも解消できるのです。

 

エアコンを運転させた後、10分間換気する

エアコンをしっかりと運転させ、その後10分換気を行うことで、エアコン内部のカビやホコリを外に放出することができます。

この方法を行うことで、とくにカビの臭いはそれほど残らないでしょう。

部屋の窓はしっかりと開けておくようにしてください。

 

エアコンのカビ汚れを取り除く掃除方法

カビ汚れを取り除く掃除方法

エアコンのカビ汚れを取り除く掃除方法をご紹介します。

 

フィルター掃除で黒カビによる汚れを除去する

フィルターに付着したホコリを取り除くことで汚れが溜まりにくくなるため、普段のエアコン掃除として行うことをおすすめします。

まずエアコンからフィルターを取り外すし、自宅の掃除機のノズル部分を用いてホコリを取り除くようにしましょう。

基本的にはフィルターの表側にホコリが付いているため、表側から吸引するようにします。

その次にシャワーを掛けて水洗いを行うようにします。

シャワーをかける際には、フィルターの裏側からかけるのがポイントです。

フィルター全体に中性洗剤スプレーをかけて数分放置しておくと、汚れが浮いて落としやすくなるうえ除菌もできるため、カビ掃除として非常に効果的なのです。

すすぎはきちんと行い、乾燥も十分に行った後でエアコンにセットしていくようにしましょう。

 

カビ飛沫防止としてエアコンの吹き出し口を掃除する

エアコン吹き出し口の汚れは、自分の手の届く範囲で行います。

こちらも中性洗剤を使って掃除を行います。

洗剤を付けたタオルをしっかりと絞って、割りばしや指に巻き付けて吹き出し口に付着した汚れを丁寧に拭き上げていきます。

細かな部分・窪んでいる部分も忘れず拭き上げていきましょう。

汚れを除去できたら、水で絞ったタオルを使って洗剤・汚れが残ったままにならないよう再度拭き上げていき、最後に乾拭きを行って完了です。

この作業で拭き残しがあるとカビの発生源になってしまうため、時間がかかってもしっかりと拭き上げることを意識してみてください。

 

エアコンからの異臭の除去方法として間違っているもの

エアコン異臭のNGな除去方法

エアコンからの異臭の除去方法として間違っているものを下記にご紹介します。

 

エアコンが臭うからと言って消臭スプレーを使うのはNG!

「エアコンが臭うから…」と言って消臭スプレーを使用するのはあまりおすすめではありません。

あくまでもこの消臭スプレーは空間消臭・繊維の消臭を行うことを目的とした製品であるため、エアコンからの異臭対策には適していないのです。

消臭スプレーを使用することでエアコン内部のファン・フィンにその成分が付着し、かえって臭いの元になってしまうこともあります。

エアコン用でない消臭スプレーは使用を控えるようにしてください。

 

エアコンの掃除用スプレーを使う際も注意が必要

ファンクリーナー・フィンクリーナーなどのエアコン専用の掃除用スプレーを使用する際にも注意が必要です。

説明書に添って正しく使うことで、エアコンの掃除用スプレーはエアコンの臭い対策にも効果があります。

エアコン掃除用スプレーを使用することは簡単そうに見えるのですが、手間がかかってしまうものです。

エアコン内部に薬品が行きわたってしまわないよう、養生テープで保護しなければならないためです。

フィルター・フィンの部品を掃除する際、掃除用スプレーの洗浄液が内部奥のファン部分に付着してしまう恐れがあります。

洗浄液を付着したまま放置してしまうと悪臭の原因にもなってしまうほか、サビ・故障の原因にもつながることがあります。

エアコンの掃除用スプレーを使用する際には、このようなリスクを把握したうえで使用し、説明書に記載された使用法を守って使用するようにしましょう。

 

臭いが取れなければプロにお願いするのも◎

業者に対処してもらう

上記の方法を試してみても臭いが取れないという場合は、プロの業者にエアコンクリーニングを依頼するのもおすすめです。

自分で無理にエアコンクリーニングを行おうとすると故障させてしまう可能性があります。

故障であればまだ良いのですが最悪の場合事故につながってしまうこともあるため、個人でエアコン掃除を行う場合は非常に注意が必要です。

プロの業者はエアコンクリーニングに関する知識や技術をしっかりともっているため、そのような心配は必要ありません。

また汚れの種類や状態によってクリーニング方法を適したものに合わせてもらえるため、汚れが残ることも、エアコン本体に傷がいくこともありません。

 

おわりに

本記事では、エアコンからの異臭を除去する方法をご紹介しました。

エアコンから異臭がする場合、内部にカビが繁殖しているのかもしれません。

そのような場合にはぜひプロの力を借りて、エアコンクリーニングによってカビはもちろん臭いの原因を元から除去するようにしましょう。

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クラベルプロ編集部

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