ハウスクリーニングに資格は必要?どんな種類がある?
2020.10.05ハウスクリーニングハウスクリーニングの仕事は資格を持っていないと始められないのでしょうか?
結論から言ってしまうと、資格がなくてもハウスクリーニングの仕事はできます。
ただハウスクリーニングの仕事を始めるのなら、資格がある方が有利になることは事実です。
今回は、ハウスクリーニングの仕事に有利になる資格の特徴とその種類をご紹介します。
ハウスクリーニングの仕事をするのに資格は必要?
実は、ハウスクリーニングの仕事は資格を持っていなくてもできます。
開業手続きを行えば、個人で開業することもできるのです。
しかし、ハウスクリーニングの資格を持っていないと、クリーニングの依頼者であるお客さんからの信頼を得ることが難しくなってしまいます。
そうなると、仕事を行ううえでも不利になってしまうでしょう。
お客さんから「信頼しているからクリーニングを依頼したい」という風に選んでもらえるということは、ハウスクリーニングの仕事を始めるうえで非常に重要なポイントです。
そこで、以下にハウスクリーニングの仕事を行ううえで、持っていると有利になる資格についてご紹介していきます。
ハウスクリーニングアドバイザー
ハウスクリーニングアドバイザーは一番人気のあるハウスクリーニングの資格です。
洗濯機・換気扇・浴室・トイレ・エアコンクリーニングなどの一般的なものから、建物の外壁やインテリアまでを全般的に洗浄を行います。
また指導によって原状復帰を目指し、広くハウスクリーニングの知識や技術を提供していくのがハウスクリーニングアドバイザーです。
ハウスクリーニングの施工者として、フローリング・カーペット・畳などの清掃や洗浄知識をもっているのです。
またエアコンの分解洗浄や、一般家庭の基本的な構造部分の徹底的な清掃までが行えると、民間の団体や教会によって認定された資格所有者となることができます。
ハウスクリーニング技能士
社会法人全国ハウスクリーニング協会が主催する国家資格です。
ハウスクリーニングを職業として事業を始める際に必須となる資格の一つです。
国家資格になるため、お客様の信頼も得られやすいのがポイントです。
実際に清掃業者として働く際、この資格を所有していないとハウスクリーニング技能士を名乗ることができません。
受験項目としては実技試験がメインになっており、受験資格として3年以上の実務経験が必須です。
クリーニングインストラクター
一般家庭の掃除方法・知識について総合的に取得していることを証明できるのがクリーニングインストラクターです。
ハウスクリーニングアドバイザー同様、掃除に関しての民間資格になります。
具体的には、家具・キッチン周り・トイレ・天井から、畳やタイルの清掃、プロのフローリングワックスがけなど、一般的な掃除法を上回る徹底した原状回復を行えます。
また、新築時の状態に近づけるための指導・提案も行います。
書籍やホームページなどさまざまな媒体を使い、インストラクターとして一般家庭に提案する立場になります。
ハウスクリーニング資格を取得する学校
ハウスクリーニングの資格取得には、講習を受けて資格を取得するという方法がおすすめです。
しかしその取得方法は、民間資格と国家資格で少し異なってきます。
それぞれ見ていきましょう。
民間資格の場合
民間資格の場合には、資格を与える講習を全て受け終えたうえで受験し、資格を取得します。
受講方法は、座学・通信教育などを通じて講習を受けます。
国家資格に比べて比較的短期間での資格取得が可能になります。
国家資格の場合
国家資格の取得を目指す場合は、専門法人や団体が指定している実務経験の年数を経ているか、他に資格を取得していなければなりません。
そのため受験に関しても、プロの清掃事業の元で一定年数、知識や技術を学ぶか、もしくは他に公的機関の講習を受講する必要があります。
ハウスクリーニングのさまざまな働き方
ハウスクリーニングの仕事にも、さまざまな働き方があります。
「子育て・家事など、主婦業と仕事を両立させて働きたい」「バリバリとフルタイムで働いていきたい」など、人によって働き方の希望スタイルは異なります。
どのような働き方があるのでしょうか?
フランチャイズに加入して働く
全国に店舗があるようなフランチャイズに加入して働くという方法もあります。
そのメリットとしては、たとえ未経験であっても一からハウスクリーニングの仕事を学ぶことができ、開業へのサポートも受けることができるという点にあります。
有名なフランチャイズの板を掲げることができるので、仕事が取りやすくなるというメリットがあります。
清掃会社に就職して働く
ハウスクリーニングを行っている清掃業者に就職して働くメリットとしては、月々一定額の給料をもらいながら、ハウスクリーニングの知識・技術を身につけることができるという点にあります。
掃除が好きで、なおかつ安定した収入が欲しいという方におすすめの働き方であると言えます。
会社によっては正社員でなく、パートとして働くことができるところもあります。
「子育て・家事・仕事を両立させたい!」という方にはぴったりなのではないでしょうか?
個人開業している方に弟子入りして働く
個人で開業されている方に弟子入りをして働くという方法もあります。
こちらのメリットとしては、プロのクリーニング技術を側でしっかりと学ぶことができるという点にあります。
さらに弟子入りをすることによって、掃除用品などの必要なアイテムも最小限に抑えることができるのです。
ただ、どの程度で独り立ちをさせてもらうことができるのかが分かりにくいため、事前に将来的なプランをある程度考えておく必要があるでしょう。
ハウスクリーニングの仕事内容について
ハウスクリーニングの資格、そしてさまざまな働き方についてご紹介してきました。
ここでは、具体的なハウスクリーニングの仕事内容について確認していきましょう。
その名前通り、家のクリーニング・掃除が具体的な仕事内容になるのですが、「在宅のハウスクリーニング」と「退去後のマンション・アパートのハウスクリーニング」と2つの種類に分けることができます。
在宅のハウスクリーニングの場合、在宅されている家の浴室やエアコン、換気扇などの依頼箇所をクリーニングしていきます。
退去後のマンション・アパートのハウスクリーニングの場合、1R~4LDKまでのマンション・アパートの引っ越しが終わった後にクリーニングを行います。
掃除する箇所としては、以下のようなものが代表的なものとして挙げられます。
・キッチンまわりのクリーニング
・浴室のクリーニング
・トイレのクリーニング
・洗面所のクリーニング
・洗濯槽・洗濯機のクリーニング
・ベランダのクリーニング
・玄関のクリーニング
・フローリングなど床のクリーニング
取り外し可能なパーツに関してはすべて取り外すようにし、汚れをきれいに取り除いていきます。
使用する掃除用具や洗剤もハウスクリーニング業者専用のものがほとんどであり、一般の方が自力では落としきれない汚れもすっきりと落とすことができます。
おわりに
今回は、ハウスクリーニング資格の種類やそれぞれの特徴についてご紹介しました。
ご紹介した中でも、特におすすめなのが「ハウスクリーニング技能士」の国家資格です。
国家資格を取得しているということで、お客様に安心感を与えることができるでしょう。
共働きの家族が増えた近年において、その需要が高くなっているのがハウスクリーニング業です。
正しく知識・技術をもって世間にしっかりと公表できる、お客様に安心のハウスクリーニングを行うことが大切です。
クラベルプロ編集部
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