【キッチン掃除】キッチンの汚れを落とす掃除道具・洗剤をご紹介!
2021.01.04キッチンクリーニング頻繁に掃除をしていても、汚れが溜まってしまいがちなキッチン。
汚れの種類によって洗剤や道具を使い分けて掃除を行うことが大切です。
今回は、自分でキッチン汚れを落とす際に使用するおすすめの道具や洗剤をご紹介します。
また、プロによるキッチンクリーニングがおすすめである理由もあわせてご紹介していきましょう。
キッチンの汚れの原因について徹底分析!
キッチンの汚れの原因について徹底分析していきます。
代表的な汚れの種類を下記に挙げて、見ていきましょう。
油
キッチンと聞いてまず思いつくのが「油汚れ」という方も多いのではないでしょうか?
調理で油を使用すると、油の粒子がキッチンのさまざまな箇所に飛び散ってしまい、空気中に浮遊するホコリとひっついてさらに厄介な汚れへと変わっていきます。
油の粒子は比較的広範囲に飛び散ってしまうため、キッチンの部屋のほとんどに油汚れが付いていると考えられます。
オープンスタイルのキッチンであれば、リビング・ダイニングの部屋まで油汚れが飛び散っていることもあり、部屋のあちこちにべたついた汚れが付着してしまうこととなります。
キッチンで発生する油成分を含んだ空気中のゴミなどは、飛び散ってしまう前に外に出してしまわなければなりません。
そのため、キッチンの換気扇である「レンジフード」が必要なのです。
カビ
キッチン汚れの代表的なものである2つ目は、カビによる汚れです。
カビは基本的に暗くて湿度の高い場所に発生するものであるため、シンクで水道を使ったり、コンロでお湯を沸かしたりする際に、湯気・水滴が周辺に付着して放置してしまうことでカビが生えてきてしまうのです。
水まわりで見かける黒カビは、とくに高い湿気の環境を好むとされています。
カビの胞子はハウスダストとともに空気中に浮遊しているため、家の中であればどこにでも存在しています。
そしてカビが発生する条件としては、「酸素・栄養分・温度・湿度・時間」の5つの要素がそろった時なのです。
しかし問題なのが、この要素は人間が生存する要素にも当てはまるものが多いため、完璧に要素を取り除く対策というものができないという難点があるのです。
水垢
水道水に含まれているのが、カルシウム・マグネシウムといったミネラル成分です。
これらは水分が乾燥することによって出現します。
名前通り、水を使用するキッチン・浴室・洗面所といった場所には必ずと言って良いほど、発生率の高い汚れの種類です。
健康被害を及ぼすような汚れではありませんが、見た目が悪くなってしまううえ、放置してしまうことで一層取り辛くなる汚れであるため、定期的な掃除は欠かせません。
また、水垢にはマグネシウム・洗剤成分が結合されてできる「酸性」のもの、炭酸カルシウムが主な成分である「アルカリ性」のものに分けることができます。
どちらも見た目としては同じであるのですが、性質が異なるため落とし方も変わってきます。
そのため、それぞれの汚れに適した掃除方法を行わなければなりません。
アルカリ性の場合、お酢・クエン酸といった酸性の液体をかけて、サランラップでパックをする方法がおすすめです。
酸性の場合、重曹・セスキ炭酸ソーダといったアルカリ性の物質を使用し、1時間程度放置することで汚れが落としやすくなります。
ステンレスに付着した
キッチンのシンクに用いられていることが多いステンレスは、基本的に水に濡れた場合でも錆びるということはありません。
ステンレスに含まれているニッケル・クロムといった成分により、表面部分に酸化被膜が生じて、水分・空気から金属を守ってくれる働きがあるのです。
この保護膜のお陰もあり、ステンレスが錆びてしまうということはほとんどありません。
しかし、フライパン・空き缶など錆びやすいものを近くに置いていると、錆びが移ってしまう「もらい錆び」の現象が起きてしまいます。
ステンレスに付いた錆びは、軽度のものであればメラニンスポンジでこすり洗いすることで落とすことができるほか、クエン酸を用いたパックをすることで落とす方法もあります。
錆びが進行してしまうとこすっても落とすことができないことがあるため、ステンレス製のシンクのうえに金属品をできる限り置かないように注意しましょう。
汚れを落とすおすすめ洗剤
自分でキッチンの汚れを落とす際に効果的な洗剤をご紹介します。
重曹・セスキ炭酸ソーダ
重曹は「ごく弱いアルカリ性」の性質を持ちます。
そして重曹よりは少しアルカリ度が高いとされるセスキ炭酸ソーダは「弱いアルカリ性」に分類されています。
「たんぱく質を分解する」「油を吸着する」効果がある重曹・セスキ炭酸ソーダは、キッチンの油汚れ掃除に効果的です。
重曹とセスキ炭酸ソーダの性質は似ているのですが、重曹は「水に溶けにくい」、セスキ炭酸ソーダは「水に溶けやすい」という違いがあります。
水に溶けにくい重曹の粒子は研磨力が高いです。
しかし粒子の大きさとしては小さいうえ、圧力をかけると形が変わるほど柔らかいという特徴をもつため、表面に傷をつけるリスクはありません。
※重曹やセスキ炭酸ソーダに素手で触れてしまうと皮膚のたんぱく質が溶けてしまいます。
ゴム手袋などを着用して使用するようにしましょう。
クエン酸
クエン酸は「酸性」の性質を持っており、水垢や石鹸カスなどの「アルカリ性汚れを中和させる」効果があります。
そのためシンク・蛇口周りの白っぽい水垢の汚れを落とすことに適しています。
また「雑菌が増えることを抑制する」殺菌の効果もあるので、ぬめり・カビが発生しやすい排水口の掃除にも効果があると言えます。
※塩素系洗剤とクエン酸を混ぜてしまうと非常に危険な有毒ガスが発生してしまいます。
「混ぜて使用しない」「クエン酸と塩素系洗剤を立て続けに使用しない」ことを守って使用してください。
汚れを落とすおすすめ道具
次に、自分でキッチンの汚れを落とす際に効果的な道具をご紹介します。
使い古しの歯ブラシ
細かい部分を掃除する際、歯ブラシは優秀な掃除アイテムになるのです。
歯ブラシを使い古してしまうと毛先が柔らかくなってしまいます。
このままの掃除に使用しても、汚れは完璧に除去することができないでしょう。
そのため、毛先を半分カットして新品同様の状態にしてから使用することをおすすめします。
キッチンペーパー・ラップ
洗剤をキッチンペーパーに染み込ませて、汚れが気になる部分に被せます。
さらにその上にラップを被せ、パックすることで頑固汚れも落ちやすくなります。
ゴム手袋・軍手
ゴム手袋の上から軍手をはめることで軍手が雑巾やタオルの代わりとなり、拭き掃除をすることができます。
ゴム手袋をはめることで手が汚れずに済むうえ、汚れが取れていくことを直接感じることができます。
プロが行うキッチンクリーニングとは?
キッチンクリーニング業者が行うクリーニングでは、自分では落としづらい油汚れ・焦げ付き・水垢などのキッチンの汚れも綺麗に除去し、洗浄することができます。
また、一度クリーニングを行ってもらうことで新品のような状態に戻すことができます。
そうなれば、日頃の手入れも格段に楽になるでしょう。
おわりに
今回は、自分でキッチン汚れを落とす際に使用するおすすめの道具や洗剤、そしてプロによるキッチンクリーニングがおすすめである理由をあわせてご紹介しました。
ご紹介した方法で掃除をしても汚れが落ちない場合は、プロの業者によるキッチンクリーニングに頼ってみるのも一つの方法です。
キッチンを清潔かつ綺麗に使い続けるためにも、年に一度のクリーニングを行うと良いでしょう。
クラベルプロ編集部
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