エアコンクリーニングの頻度はどれくらい?

2020.12.19エアコンクリーニング

エアコンクリーニングの頻度

エアコンクリーニングは何年に何回くらい行うのがベストなのでしょうか?

エアコンの中は外から見えないため、クリーニングを行う必要があるのかどうか迷ってしまいます。

しかし普段はなかなか掃除することのないエアコン内部は、予想以上に汚れている場合があります。

そこで今回はエアコンクリーニングの最適な頻度、またエアコンフィルター・お掃除機能付きエアコンのクリーニング頻度も併せてご紹介します。

 

エアコン汚れによって生じるリスクは?

エアコン汚れでのリスク

エアコン汚れによって生じるリスクとしては、以下のようなものがあります。

 

カビが発生する

エアコン使用時に「なんだかカビ臭い…?」と感じたことはないでしょうか?

それは、エアコン内部にカビが発生していることが原因になっているのかもしれません。

エアコン内部は基本的に温度が高くなっており、適度な湿度が維持されていることから、カビの繁殖環境として最適であると言えます。

またエアコン内部のホコリや汚れはカビの栄養源でもあるため、エアコン内部を掃除せずに放置したままにしておくと、カビの大量発生につながってしまうこともあります。

カビが大量発生してしまうと部屋の衛生面が問題になるだけでなく、エアコン運転時には内部のカビが部屋中に撒き散らされるため、異臭が広がります。

 

アレルギー・感染症になってしまうことも

エアコンの内部汚れのリスクとしてもう一つ挙げられるのが、「アレルギー・感染症」です。

エアコン内部が汚れている状態のままで運転させると、内部のホコリ・花粉・塵といった細かな汚れがエアコンの吹き出し口から放出されます。

部屋の空気中にこういったものが大量に浮遊し、それを人が吸い込むことによって、咳や鼻水、くしゃみが止まらないといったアレルギー・感染症の症状を発症させることになるのです。

とくに免疫力が低い赤ちゃんや子どもがご家庭にいる場合、より深刻な病気になってしまうこともあるため、一層注意しなければなりません。

 

エアコンクリーニングの頻度

エアコンクリーニングの頻度とは

基本的にエアコンクリーニングは1~2年に1度行うくらいが丁度良い頻度です。

エアコンフィルターの掃除は一切行わず、夏・冬の季節にエアコンを1日中使用していると、エアコンフィルターの内部が汚れていきエアコン本体にも汚れの影響が出る恐れがあるのです。

ただ、クリーニングの頻度はエアコンを使用する環境によって随分異なってきます。

そのため「そこまで汚れていないように見えるから、数年に1度クリーニングを行えばよいかな」と考える方も多いのですが、それはあまり良い考えとは言えません。

夏・冬の季節によく使用するという方は、1年に1度程度はエアコンクリーニングを行うことをおすすめします。

 

エアコンクリーニングのベストなタイミングは?

エアコンクリーニングのタイミングとしては、「使用する頻度が高い季節の直前」がベストです。

「エアコンを使用しようと電源を入れたら、不快なにおいがした…」ということはありませんか?

春や秋の終盤頃にエアコンクリーニングを行うことで、そういったにおいに悩まされることはなくなるでしょう。

このようなことからエアコンの使用頻度が高くなる前に、エアコンクリーニングを検討することがおすすめと言えます。

 

エアコンフィルターのクリーニング頻度

エアコンフィルターのクリーニング

安全かつ清潔にエアコンを保つ方法としては、エアコンクリーニングだけでなく「エアコンフィルター」に関しても掃除を行う必要があるでしょう。

エアコンフィルターはエアコンのほかの部分と比べると、特にカビ・ほこりが溜まりやすく、汚れやすい部分です。

そのため、1~2年に1度の掃除が推奨されているエアコンクリーニングとは違い、1ヶ月に2度程度の掃除がエアコンフィルターを清潔に保つ頻度になります。

エアコンフィルターの掃除を行わず放置している場合、エアコンを運転させると内部の汚れ・カビを部屋中に撒き散らすことになり、部屋環境が悪くなってしまいます。

 

エアコンフィルターは掃除しやすい

エアコン部品の中でも、エアコンフィルターは比較的掃除がしやすい部品です。

掃除機で吸引したり、専用薬剤を吹きかけたりといった掃除方法で、フィルターに付いたほこり・カビなどの汚れを除去することができます。

エアコンフィルターは、こまめに掃除をすることで清潔に保ち続けることが可能なのです。

 

お掃除機能付きエアコンのクリーニング頻度

お掃除付きエアコンのクリーニング

近年では、自動でエアコン内部の掃除を行ってくれる「お掃除機能付きエアコン」が需要を高めています。

そんなお掃除機能付きエアコンのクリーニングは2年に1度の頻度がベストです。

掃除機能が付いているためクリーニングを行う必要はないように思えますが、「掃除機能」=「フィルター掃除のみ」の場合が多いです。

そのため、お掃除機能付きエアコンであっても掃除を全くしなくても良いというわけではありません。

 

自分でエアコンを掃除する方法は?

自分でエアコン掃除をする

自分でエアコンを掃除する方法として、「エアコンフィルターの掃除」と「エアコン内部の掃除」に分けることができます。

 

エアコンフィルターの掃除方法

エアコンフィルターの掃除は、多くの人が行う掃除なのではないでしょうか?

エアコンフィルターの掃除方法としては、以下になります。

まず、エアコンフィルターの周辺に掃除機をかけます。

次にフィルターを取り外し、外側から掃除機をかけていきましょう。

掃除機で吸引しきれなかった汚れに関しては、シャワーをかけて汚れを落としていきます。

シャワーをかけ終わったら、中性洗剤とブラシを使ってこすり洗いを行います。

最後に陰干しを行い、完璧に乾燥したらフィルターを元の位置に戻していきましょう。

注意が必要なポイントとしては、「先にある程度掃除機でホコリや汚れを吸い取っておく」というものです。

掃除機をかけずにフィルターを取り外すと、部屋全体にホコリや汚れが舞ってしまうので気をつけてください。

 

エアコン内部の掃除方法

エアコンフィルターの汚れを取り除いても、エアコン内部の汚れはまだ残っています。

どちらかと言えばエアコン内部の方が汚れは多く溜まっているため、定期的なお手入れを欠かさず行うことが大切なのです。

自分でエアコン内部を掃除する際には、細めの「ハンディモップ」を使って内部の汚れを拭き取っていきます。

吹き出し口にある「ルーパー」を回して開いた後に、ハンディモップを差し込み、ゆっくりと押し引きするようにしてホコリや汚れを絡めとっていきます。

これを行うだけでも、エアコン内部に溜まった多くの汚れを取り除くことができるため、おすすめです。

この掃除方法は、毎日の簡単なエアコン掃除として実施すると良いでしょう。

エアコン内部奥や裏側の汚れも完璧に取り除きたい」という場合には、やはり業者にエアコンクリーニングを依頼するのがベストです。

エアコンパーツを一つ一つ丁寧に分解・洗浄してもらえるため、エアコンの隅々まで綺麗になります。

長年汚れが溜まっていたエアコンも新品のようなピカピカの状態にすることができますよ。

 

おわりに

今回はエアコンクリーニングの最適な頻度、またエアコンフィルター・お掃除機能付きエアコンのクリーニング頻度も併せてご紹介しました。

エアコン内部の汚れは見えないので「クリーニングの必要無いのでは?」と思ってしまいますが、意外とカビ・ほこりが溜まっているものです。

一般的なエアコンクリーニングであれば1~2年に1度はしっかりと行うようにして、部屋を清潔な空気環境に保つことを心がけましょう。

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クラベルプロ編集部

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