【キッチン掃除】ステンレスシンクの錆び
2023.01.31キッチンクリーニング基本的にステンレスシンクは錆びにくいとされている金属です。
しかし、原因によってはそんなステンレスシンクにも錆びが付着してしまうことがあります。
本記事ではキッチン掃除として、ステンレスシンクに付着した錆びの取り方についてご紹介していきます。
ステンレスシンクに錆びができる原因
以下のような原因でステンレスシンクに錆びが付着してしまうことがあります。
錆びの付着した金属に触れた
空き缶や包丁といったものは、水気を含むと鉄分が溶け出し錆びとなります。
これをステンレスシンクの上に放置してしまうと、どれほど錆びにくいとしてもシンクに錆びが移ってしまうのです。
これを「もらい錆び」と言い、金属同士が接している際に起こる現象です。
こすった傷から錆びが発生した
ステンレスシンクに傷がついてしまうと表面膜が剥がれ、傷の中に水分が入り込み、錆びの原因になってしまうことがあります。
そのため金属たわしで強くこすり過ぎたり、何度もキッチンの調理器具が当たったりしないように注意することも大切です。
ステンレスシンクに付着した錆びの取り方
ステンレスシンクに付着した錆びの取り方をいくつかご紹介します。
お酢を使う方法
ステンレスシンクの錆び取りとして非常に効果的なのが「お酢」を使った方法です。
「お酢」は多くの家庭にあるものですので、手軽に試すことができる点も魅力ですね。
ステンレスシンクに錆びを見つけたら、まずはこの方法を試してみてください。
用意するアイテム
・水100ml
・お酢50ml
・スポンジ
・雑巾
・スプレーボトル
掃除手順
まずスプレーボトルにお酢・水を入れてよく混ぜ、「お酢スプレー」を作ります。
錆びの部分にまんべんなくお酢スプレーを吹きかけ、スポンジを使って優しくこすり洗いしましょう。
汚れが浮いてくるので、雑巾で拭き取って完了です。
なかなか落ちないという場合にはお酢の量を調節するなど、お酢の濃度を変えて作ってみましょう。
シンクに傷がついてしまうのでは…という場合はメラミンスポンジがおすすめ
基本的にステンレスはデリケートな素材と言われているため、「シンクに傷がついてしまうのでは…」という心配がよぎることもあるでしょう。
そのような場合には、やわらかい素材である「メラミンスポンジ」を使ってのお掃除がおすすめです。
用意するアイテム
・メラミンスポンジ
掃除手順
メラミンスポンジを水で濡らし、錆び部分をなるべく優しくこすり洗いしていきます。
ただ、ステンレスシンクに撥水加工が施されているステンレスの場合、加工が剥がれてしまうこともあります。
使用する前に一度目立たない箇所で試してみて、問題ないという場合のみ使ってください。
黒錆びには重曹を
錆びの中でも「黒錆び」が付着した場合、「重曹」を使ってのこすり洗いがおすすめです。
用意するアイテム
・重曹
・雑巾
・スポンジ
掃除手順
水とスポンジを用いてステンレスシンクを少しこすり洗いした後、重曹を錆びの部分に直接振りかけ、5~10分程度放置しておきます。
時間が経ったらスポンジで優しくこすり洗いし、雑巾で汚れと重曹を拭き取ります。
一つ確認しなければならないのが、シンクはアルミ素材ではないかということです。
一般的にステンレスの素材には重曹を用いる方法が適しており、アルミの素材に使用すると錆びやすくなってしまうのです。
そのため、シンクに用いられている素材がステンレスであるかを一度確認しておくことが大切です。
頑固な錆びはクレンザーを
ステンレスシンクに頑固な錆び汚れが付着している場合、クレンザーを用いるようにしましょう。
研磨効果があるため、しっかりと錆びの汚れを取ってくれます。
用意するアイテム
・クレンザー
・雑巾・スポンジ・ラップ ※いずれかを使用する
クレンザーにはペーストタイプ・クリームタイプ・パウダータイプなど、いくつか種類があります。
素材を傷つけたくない時・錆びをしっかりと取りたい時など、錆びの取り方に合わせてアイテムを選ぶようにしましょう。
ステンレスの素材を傷つけないようにするには、クリームタイプ・ペーストタイプのものを使用するのがおすすめです。
掃除手順
クレンザーを雑巾・スポンジ・ラップ(※いずれか一つ)に適量付け、くるくると円を描くようにして優しくこすり洗いをします。
落とすことができたら水でクレンザーを流し、最後に乾燥させて完了です。
落とすことができない場合、たわし・歯ブラシなどを使ってみましょう。
軽い錆びには歯磨き粉を
自宅に重曹・クレンザーといったものがない場合には、歯磨き粉を使って錆びを取るようにしましょう。
錆びがそれほどこびりついていなければ、比較的簡単に掃除することができます。
用意するアイテム
・歯磨き粉
・使用済み歯ブラシ
・雑巾
掃除手順
まず歯ブラシに歯磨き粉をつけ、歯磨きをするような力加減で錆びが付着した部分を優しくこすり洗いしていきます。
錆びが取れてきたら、歯磨き粉ごと雑巾でしっかり拭き取って完了です。
木工用ボンドを使って剥がし落とすことも
錆びの発生からまだ時間が経過していないステンレスの錆びであれば、木工用ボンドではがし落とすことができます。
用意するアイテム
・木工用ボンド
掃除手順
木工用ボンドを錆びの部分に塗り、透明になるまでしっかりと乾燥させます。
ボンドが乾燥した後、ゆっくりと剥がしていきます。
ゆっくりと剥がしていくことで、錆びが一緒にスルッと取れてくれるでしょう。
またこの際、ボンドが完璧に乾くまでは、水にかからないよう注意しなければなりません。
そのため掃除の最中はステンレスシンクを使用しないようにしてください。
ステンレスシンクの錆びを取る際の注意点
ステンレスのサビ取りをする際、注意しなければならないことがいくつかあります。
強い力でこすらない
ステンレスに傷がついてしまうとその部分から錆びが出てきたり、もらい錆びをしてしまったりしやすくなります。
そのためこする際には力を強く入れず、優しく撫でるようにしてこするようにしましょう。
塩素系漂白剤は使用NG
塩素系漂白剤は強力に汚れを落としてくれますが、ステンレスに使用すると錆びやすくなるという特徴があります。
そのため漂白剤を使う場合には塩素系のものではなく、「酸素系漂白剤」を選ぶようにしましょう。
錆び取り後はしっかりと洗い流す
錆びを取った後、その錆びが残ったままになっていると、ほかの部分からもらい錆びをしてしまいます。
そのため、しっかりと水で洗い流して乾拭きを行っておくようにしましょう。
キッチン全体を綺麗にしたい時はプロのハウスクリーニング業者への依頼が◎
「キッチンのステンレスシンクだけではなく、キッチン全体を効率的にきれいにできれば良いのに…」と考える方も多いでしょう。
そういった場合には、是非プロのハウスクリーニング業者にキッチンクリーニングを依頼してみてください。
さまざまな知識・技術を使ってのクリーニングが行われるため、キッチンのさまざまな種類の汚れはもちろん、長年悩まされ続けていた頑固な汚れもすっきりと綺麗に取ることができるでしょう。
おわりに
本記事ではキッチン掃除として、ステンレスシンクに付着した錆びの取り方についてご紹介しました。
錆びが付きにくいとされるステンレスシンクにも錆びが付いてしまうことがあります。
付着してしまった場合にはできる限り早い段階で取り除くようにし、錆びの汚れが頑固な状態にならないようにしましょう。
クラベルプロ編集部
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