【エアコンクリーニング】エアコンの室外機から異音がするのはなぜ?

2021.12.23エアコンクリーニング

室外機の異音

「エアコンを稼働させると、なぜか室外機から異音がする…」という場合、どうすれば良いのでしょうか?

今回はエアコンの室外機から異音がする原因や対処法、異音がする場合はエアコンクリーニングを依頼するのがおすすめの理由についてご紹介していきます。

 

エアコンの室外機の仕組みについて

室外機の仕組み

エアコンの室外機からの異音がする原因を見ていく前に、エアコン室外機の仕組みについて見ていきましょう。

エアコン冷暖房時にはエアコン内部で「冷媒」というものが、熱を運ぶ役割を果たしています。

この冷媒は常温の際には「気体」となり、圧縮されると「液体」となってしまうのが大きな特徴です。

気体・液体になる際には、この冷媒と空気の間で「熱」の交換が行われます。

 

暖房時の仕組み

暖房時には、室外機に搭載されているコンプレッサーによって冷媒が圧縮され、「液体」から高温の「気体」に変わります。

この際、冷媒は周辺の熱を奪っていきますが、熱を奪われた空気はというと、室外機から外に排出されるのです。

コンプレッサーによって温度が上昇した「気体」はエアコン本体に運ばれていき、「暖気」として室内に放出されるのです。

 

冷房時の仕組み

冷房時にはこの逆の働きが起こります。

熱を奪われることで冷媒は「気体」から「液体」となり、奪われた熱は室外機から外へと排出されます。

熱を奪われた冷媒はエアコン本体内で「気体」の「冷気」となり、室内に排出されるという仕組みです。

このように冷媒を上手く利用して熱の行き来させるのが、室外機の役割なのです。

室外機は、空気の温度調整を行う「エアコンの心臓部」のような働きをしているのです。

また熱の行き来をする際、室内・外の気温差が大きければ大きいほど、エアコン処理の負担が増すため、その分動作音も大きくなります。

室外機の調子を良好に保つことでその負担を減らすことにつながり、動作音を抑えることができるでしょう。

 

エアコン室外機から異音がする原因は?

異音の原因

エアコン室外機から異音がする際に考えられる原因をいくつか挙げてみましょう。

 

室外機の設置が不安定

室外機から異音がする原因の一つとしては、「室外機の設置が不安定である」ということが挙げられます。

基本的には、どのような機械でも動作時には振動が発生するものですが、エアコンの室外機も同じことが言えます。

室外機はそれなりに重量もあるので、固定が緩い場合、振動が起きると「ガタガタ」という騒音になってしまうことがあるのです。

室外機の設置がしっかりと行われていると土台の振動も吸収されるため、そのような騒音も少なくなるでしょう。

騒音が気になる場合は、室外機が地面にきちんと固定されているかどうかを確認するようにしてください。

 

室外機に汚れが付いている

室外機から大きな音が何度も聞こえてくる場合、動作時に大きな負担がかかっているのかもしれません。

こういった場合は、室外機に汚れが付いていないかを確認してみるようにしましょう。

屋外に設置されていることが多い室外機は、常に雨風にさらされている状態です。

そのため、ホコリや枯れ葉といったものが詰まりやすいので、こうした汚れとフィンが当たって音を立ててしまうことがあるのです。

汚れが室外機に溜まってしまうと、パーツごとの動作が鈍くなる・空気の排出が行われにくくなるということが起こり、エアコンの運転効率も下がってしまいます。

すると同じ量の空気を冷やす・温めるということをするために、余分にパワーを使わなくてはなりません。

これが、室外機から異音がする原因となってしまいます。

 

エアコン自体が故障している

室外機の置き方も汚れも問題がない時には、エアコン自体が故障している可能性もあります。

今のエアコンを長期間使用し続けている場合、エアコンの寿命が迫っており、異音が出てしまっているのかもしれません。

エアコンの室外機はさまざまな部品で構成されています。

この中の一つが故障してしまうと、大きな音が鳴ってしまうことがあるのです。

エアコン本体の平均寿命は10年ほどであると言われているのですが、それ以上の期間使用し続けているという場合、新しいエアコンの購入を検討するのが良いかもしれません。

 

エアコンの室外機から異音がする際の対処法は?

異音の対処法

エアコンの室外機から異音がする際の対処法をいくつか挙げてみましょう。

 

室外機をしっかりと固定する

室外機の振動によって異音が出ている場合、室外機の土台をしっかりと固定するようにしましょう。

室外機を固定する際には、ブロックなど土台の上に固定することが一般的だとされています。

土台は重量があるもの・硬いものを基準に選ぶと良いでしょう。

 

室外機の周辺に荷物を置かない

室外機の周辺に鉢植えなどの荷物を置いている場合、荷物をどけることで異音が無くなるということがあります。

室外機周辺に荷物が置かれていると、エアコン内部に溜まった空気が上手く排出されなくなってしまいます。

それを無理やり排出しようとして余計にモーターが稼働し、異音につながってしまうことがあるのです。

室外機付近にはできる限りスペースを空けるようにし、排出口を塞がないようにすることが大切です。

 

定期的に室外機を掃除することも大切

定期的に室外機の掃除

「室外機をしっかりと固定する」「室外機の周辺に荷物を置かない」以外には、定期的に室外機を掃除することも大切であるとされています。

屋外に設置されていることが多い室外機は、どうしてもホコリ・砂などが溜まりやすい傾向にあります。

汚れを除去することで異音が無くなるケースも多いため、「一度も掃除をしたことが無い」という場合は掃除を試してみましょう。

 

掃除箇所は4つ

室外機の中でも自分で掃除ができる部分は、「外側カバー・裏側フィン・水抜き穴・室外機周辺」の4つです。

ただし掃除前には必ずエアコン本体の電源を切るようにし、コンセントも抜いておきましょう。

しっかりと抜いておかないと、自分で掃除を行っている最中に誤って電源が入ってしまうことがあります。

感電してしまう危険性を避けるためにも、コンセントは必ず抜いておくようにしましょう。

 

業者のエアコンクリーニングを依頼するのが安心

室外機内部の掃除を一般の方が掃除することは非常に難しいとされています。

一般の方が分解しようとすると室外機の部品に傷をつけてしまい、故障させてしまうこともあるため注意が必要です。

できる限りプロの業者にエアコンクリーニングを依頼するようにし、安心・安全に室外機を綺麗にしていきましょう。

異音で悩まされることの無いよう、定期的にエアコンクリーニングを依頼するのがおすすめです。

またエアコンの室外機から異音がする原因は汚れではなく、設置の仕方やエアコン自体の故障が原因であることもあります。

まずはご紹介した自分でもできる対処法を試して、それでも異音が解決しない場合、エアコンの修理業者に相談してみるようにしましょう。

 

おわりに

今回はエアコンの室外機から異音がする原因や対処法、異音がする場合はエアコンクリーニングを依頼するのがおすすめの理由についてご紹介しました。

エアコンの室外機から異音がする原因としては、「室外機の設置が不安定」「室外機に汚れが付いている」「エアコン自体の故障」といったものが考えられます。

自宅の室外機がどれに当てはまるのかを確認し、適切に対処するようにしましょう。

また室外機はとくに自分で掃除を行うことが難しいため、できる限りプロの業者にエアコンクリーニングを依頼して綺麗にしてもらうようにしてください。

 

 

 

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クラベルプロ編集部

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