【エアコンクリーニング豆知識】エアコンのドレンホースは掃除必須?

2021.01.04エアコンクリーニング

エアコンのドレンホース

エアコンの「ドレンホース」を定期的に掃除しているという人は少ないのではないでしょうか?

エアコン室内機の掃除は行っていても、ドレンホースに関しては一度も掃除したことない・放置しているという方も多いかと思います。

ドレンホースは長年手入れをせずにそのまま使い続けていると、思わぬエアコンの故障につながることもあります。

今回はそんなエアコンのドレンホースを放置し続けるとどうなるか?また、自分でできる掃除方法についてもご紹介していきましょう。

 

そもそも「ドレンホース」とは?

ドレンホースとは

「エアコンのドレンホースって何?」という方も多いかと思います。

ドレンホースとは、エアコン室内機から発生した水を室外へ排水するための管を指します。

エアコンから水が発生する理由としては、一般的に空気というものは温度が下がることによって空気中に含むことができる水分量が軽減されてしまうのです。

エアコン野冷房や除湿によって室内の空気が冷やされてしまうと、部屋の空気中から水分が出てきてエアコン内に溜まってしまいます。

この水分を室外に排水しなければ溢れてしまうため、ドレンホースを用いて室外に排水を行うという仕組みなのです。

もちろん、「ドレンホースに詰まりが生じている」「ドレンホースの接続が上手くされていない」ということになると排水が行えません。

その結果、故障につながってしまうこともあるため、しっかりと接続し、こまめにチェックすることが大切です。

 

掃除せず放置すると水漏れの原因に!

水漏れの原因

エアコンのドレンホースを掃除せずに長年放置したままでいると、ドレンホースの内部が詰まり、エアコン室内機から水漏れが起きてしまうことがあります。

エアコン室内機が排水をする際に、部屋の汚れ・ほこりなども一緒にドレンホースから流れてしまい、内部のどこかで溜まってしまうことが詰まりの原因とされています。

エアコンが水漏れしてしまうと室内が水浸しになるうえ、エアコン下に家電を置いている場合は機械が故障してしまう恐れもあります。

また放置してしまうと、水漏れ以外にも虫が住み着いたりしてしまう原因にもなります。

その虫が原因となって、エアコンが漏電したり故障してしまったりする場合もあるため注意が必要です。

エアコン室内機から水漏れが起きている場合、ドレンホースからきちんと排水が行われているかを確認し、詰まっているものがないかを確認してください。

 

ドレンホースが詰まってしまうのはなぜ?

エアコンの冷房や除湿運転を行うとエアコン室内機から水が出て、ドレンホースを通って排水が行われます。

その際に、部屋に溜まった汚れやホコリなども水と一緒にドレンホースから流されます。

この流れが繰り返されると、ドレンホース内に汚れ・ホコリといったものが溜まっていき、「詰まり」が生じてしまいます。

すると、排水の流れもせき止められてしまうため、エアコン室内機からの水漏れが引き起こされてしまうというわけです。

また、上記の理由以外にも「ドレンホース内にゴミが引っ掛かっていた」「虫が入り込んでいた」といったものも挙げられます。

しかしどのような理由であっても、ドレンホース内で詰まりが生じてしまうと、水漏れが引き起こされてしまいます。

そのため、エアコン室内機から水漏れが起きた際には、まずドレンホース内を確認するようにしましょう。

 

ドレンホースの劣化も考えられる

「ドレンホース内に詰まりは見当たらなかったけれど、水漏れが起きる…」「ドレンホース内を掃除したのにまだ水漏れしている…」という場合は、ドレンホース自体の劣化が原因であると考えられます。

ドレンホースが劣化するとたるんでしまい、その部分に水が溜まりやすくなってしまいます。

そうすると水の流れが止められて上手く排水ができず、エアコン室内機の方向に逆流してきて水漏れが起きてしまうということになるのです。

一般的にドレンホースは3~5年ほどで劣化すると言われているため、その期間が経過すると交換しなければなりません。

また、ドレンホースが劣化した際には自分で取り換えを行うのではなく、業者に取り換えを行ってもらうようにするのがおすすめです。

 

自分でできる掃除方法

ドレンホースの掃除

自分でできる掃除方法としては、2通りの方法があります。

 

専用サクションポンプで掃除する

ドレンホース内部のゴミを除去するための装置「サクションポンプ」を使って、ドレンホースの内部に溜まったゴミを吸引するという掃除方法があります。

サクションポンプは1,000~3,000円と安価での購入が可能なため、自分でドレンホースの掃除を行いたいという方であれば、お手軽に始められるのではないでしょうか?

サクションポンプの使い方としては、直接ドレンホースに差し込んで吸引を行い、外側のドレンホースから排水が確認できれば掃除完了となります。

 

ドレンホースの周りを綺麗にする

雨の日になるとエアコン室内機からの水漏れが起きるというケースもありますが、この場合はドレンホースの周りの障害が原因となっている場合が多くあります。

ドレンホースの先端が地面の水に浸かっていたり、鉢植えなどによって途中で潰されていたりすると排水が上手く行われずに水漏れが起きてしまう原因となります。

ドレンホース周りで何か異常が無いか、確認して綺麗にするようにしましょう。

 

ドレンホースに虫が侵入することを防ぐ方法

虫の侵入を防ぐ

ドレンホースに虫が侵入することを防ぐ方法をご紹介します。

 

ドレンホース先端に防虫キャップを付ける

ドレンホース先端に防虫キャップを付けることによって、ドレンホース内部に虫が侵入することを防止することができます。

手軽に取り付けを行いたいという方は、100円ショップで販売されている防虫キャップがおすすめです。

ドレンホースの先端部分に防虫キャップを差し込めば完成です。

これを行うだけでも虫が侵入することを防げるほか、落ち葉や土といったそのほかの汚れも防ぐことができます。

 

ドレンホースの先端を地面につけないようにする

こちらは単純なのですが、ドレンホースを地面につけないようにすることで、虫が侵入することを防ぐことができます。

地面にドレンホースの先端が地面についてしまっている場合、台に乗せて少し浮かせておくか、ドレンホースの先端を少しカットして地面につかないようにしましょう。

 

プロの業者に依頼するのが一番

プロに依頼する

「ドレンホース掃除を自分で行うのは避けたい…」という場合はプロのクリーニング業者にエアコンクリーニングを依頼するのも一つの手です。

ドレンホース内部に詰まりがある場合は、エアコンクリーニングの際にドレンホース内部の詰まりも一緒に解消してくれるでしょう。

ただ、ドレンホースのみのクリーニング依頼ができるかというのは業者によって違います。

依頼したい業者に事前に問い合わせて、ドレンホースにのみでも対応してもらえるかどうかを確認してみましょう。

 

おわりに

今回はエアコンのドレンホースを放置し続けるとどうなるか?また、自分でできる掃除方法についてもご紹介しました。

ドレンホース掃除は簡単にできるとは言っても普段触る事の無い装置であるため、「もし故障したら…」と考えるとなかなか自分で掃除する気になれないという方もいるのではないでしょうか?

そのような場合はやはりエアコンクリーニングの業者に依頼することで、自分で行わなくても安心・安全にドレンホースを綺麗にしてくれるため、困った時はプロに依頼することをおすすめします。

 

 

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クラベルプロ編集部

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