【エアコンクリーニング】エアコンとアレルギーの関係について
2021.03.30エアコンクリーニング「エアコンを運転させると咳や鼻水が止まらなくなる」「エアコンの風にあたると体が痒くなる」といった症状は、エアコン内部が汚れていることが原因かもしれません。
エアコン内部の汚れによってアレルギーが引き起こされるケースも少なくないのです。
今回は、「エアコンクリーニングを行うことでアレルギーは改善するのか」という内容についてご紹介していきます。
エアコンが原因でアレルギーになる流れ
エアコンによってアレルギーになる原因とは何でしょうか?
1. エアコン内部にハウスダスト・ホコリが溜まる
部屋の中の空気を吸引し設定した温度に変えたのちに空気を吐き出しているのが「エアコン」です。
空気を吸引しているということは、部屋の中のハウスダストやホコリも同じように吸い込んでいることになります。
「フィルターが付いているため除去できるのでは?」と考える方も多いのですが、細かなホコリまでは取り除くことができないのが事実です。
そのためエアコンを長年使い続けていると、必然的にハウスダスト・ホコリがエアコン内部に蓄積されてしまうのです。
2. ダニ・カビが繁殖する
エアコンに蓄積されたハウスダスト・ホコリは、エアコン内部に潜むダニ・カビの食料になります。
また冷房の稼働時には、部屋の中の暖かい空気とエアコンが放出する冷たい空気の間に温度差が生じるため、エアコン内部に結露が生じてしまいます。
その結露が高湿度の環境を生み出し、ダニ・カビの繁殖がさらに広がってしまうのです。
この状態のまま放置しておくと、エアコン内部の汚れは増加していきます。
3. 吹き出し口から汚れが撒き散らされる
ハウスダスト・ホコリ・ダニ・カビなどの汚れがエアコン内部で増加すると、エアコンを運転時に吹き出し口からそれらの汚れが部屋に撒き散らされることになります。
そのような状況になってしまうと、部屋にいる人は空気とともにその汚れを吸収してしまいます。
この流れがエアコンによってアレルギーになる原因だと言われています。
エアコンによるアレルギー症状の種類
エアコンによるアレルギー症状の種類についていくつか代表的なものをご紹介いたします。
鼻水・咳などの症状
エアコンによるアレルギー症状として最も多いとされているのが、鼻水・咳の症状です。
初期の症状では風邪か花粉かと思う方も多いのですが、エアコンをつけている時のみ、このような症状が出ているということであればエアコンが原因であることが考えられます。
またエアコンから出るカビ・ホコリなどは、このようなアレルギー症状だけでなく「喘息」の症状を引き起こしてしまうこともあります。
この場合、エアコンをつけている時に加えて、気温の変化によっても症状が出やすくなるため、疑わしいと思ったらすぐに病院を受診するようにしましょう。
アレルギー性結膜炎
エアコンをつけている間、目がかゆい・目ヤニがたくさん出る・目が充血してしまうなどの症状が出る場合は、「アレルギー性結膜炎」の可能性が高いと言えます。
エアコンからの小さなホコリ・カビ・ダニなどが原因であり、季節問わずエアコンをつけている間に症状が出るという際にはこちらのアレルギーが疑われます。
シックハウス症候群
エアコンをつけている間、目・喉・皮膚などへの刺激、めまい、頭痛、倦怠感といった症状が出る場合には、「シックハウス症候群」が疑われます。
このシックハウス症候群は、新築の家で起きやすいアレルギー症状として知られています。
建材塗料の化学物質が空気中に溶け出したものが原因とされていますが、気密性の高い部屋で暖房を用いる際にも症状が引き起こされやすいとされています。
また化学物質に限らず、カビ・ダニといったものもシックハウス症候群の原因を作っていることが分かっています。
エアコンアレルギーの予防法や対処法について
エアコンアレルギーの予防法や対処法についてご紹介します。
エアコンをつけた時には換気も行う
エアコンをつけた時というのが、一番カビ・ハウスダストが出やすくなると言われています。
そのため、エアコンをつけた時には5分程度部屋の窓を全開にしておき、エアコン内部に溜まっていたハウスダスト・カビ胞子などを外に出すようにしましょう。
エアコンの冷房運転をオフにする時は送風運転もセットで
冷房運転を行うと、エアコン内部に結露が生じてしまいます。
そのような状態のままエアコンの電源をオフにしてしまうと、温度が上昇するにつれてエアコン内の温度も上がって、カビ・ダニといったものが繁殖しやすくなっていきます。
そのため冷房を切る前には30~1時間程度、送風運転を行い、エアコン内を乾燥させた後で電源をオフにしましょう。
ただ、送風運転の機能が搭載されていないエアコンもあるでしょう。
その場合には冷房の設定温度を室温より高くして稼働させることで、送風運転と同じくらいの効果が期待できます。
フィルター掃除は定期的に行うこと
エアコン内にホコリが侵入してしまうことを防止するフィルターには、カビ・ダニなどのエサともなるホコリが大量に溜まっています。
そのため、このフィルター掃除を定期的に行わなければなりません。
以下に、エアコンフィルターを自分で掃除する方法をご紹介します。
- エアコンカバーを開き、フィルターを取り外します
- フィルターに付いたホコリを外側から掃除機で吸い取っておく
- シャワーを使ってフィルターの内側から水洗いを行う
- 水気を拭き取り、陰干しを行っておく
- 完璧に乾燥したらエアコンに取り付ける
ホコリがたくさん溜まったフィルターは、中性洗剤を含んだ水にしばらく浸けておくと、ブラシでこすった際にホコリが取り除きやすくなります。
この際、フィルターの網目を広げ過ぎてしまわないよう、注意が必要です。
またフィルターが濡れた状態のままエアコンに取り付けられていると、カビの原因につながってしまうため、きちんと乾燥された状態で取り付けるようにしましょう。
エアコンクリーニングはアレルギーの改善にも効果的?
エアコンによるアレルギーの原因としては、エアコン内部のハウスダスト・ホコリ・ダニ・カビであることが分かりました。
そのためエアコン内部をこまめに掃除することは、そのようなアレルギーを体内に吸収することを未然に防ぐ効果があります。
「掃除をせず長年汚れを放置している」場合はもちろんですが、「フィルター掃除は週に1度行っている」という場合でもエアコン内部にカビが繁殖している可能性があります。
自力でエアコンを丸ごと綺麗にするのには限界があるため、プロのハウスクリーニング業者にエアコンクリーニングを依頼することがおすすめだと言えます。
エアコン内部掃除はプロに依頼するのが◎
「エアコン内部まで徹底的に綺麗にしたい」という場合は、プロのハウスクリーニング業者にエアコンの分解洗浄を行ってもらうのが良いでしょう。
内部まで掃除できないからと言って、エアコンを無理やり分解しようとすると元の状態に戻すことができなくなってしまうという恐れもあります。
最悪の場合、故障してしまう可能性もあります。
しかし個人でエアコン内部まで掃除を行うことはできません。
そのためエアコン内部まで掃除を行う際には、業者にエアコンクリーニングをお願いするのがおすすめなのです。
おわりに
今回は、「エアコンクリーニングを行うことでアレルギーは改善するのか」という内容についてご紹介しました。
エアコン内部にはハウスダスト・ホコリ・ダニ・カビなどのさまざまな汚れが蓄積されており、これらがアレルギーの原因となっている可能性もあります。
無理やり掃除しようとすると故障する場合もあるため、エアコンクリーニングを行う際は必ずプロの業者にお願いすることをおすすめします。
クラベルプロ編集部
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