エアコンクリーニング エアコンが結露する
2022.10.24エアコンクリーニングエアコンが結露してしまうのは何故なのでしょうか?
本記事ではエアコンクリーニングとして、エアコンが結露する原因と対策法についてご紹介していきます。
エアコンが結露する原因は何?
エアコンが結露する原因として代表的なものをいくつかご紹介します。
エアコンフィルターに汚れが付着している
エアコンのフィルターがホコリで汚れていると、「空気を吸引する・吹き出す」の能力が下がってしまいます。
吸引した空気を上手く吐き出せないため、冷却された空気がエアコン内部に溜まってしまい、室内の空気との温度差が生じてしまい、多くの結露が発生してしまうという仕組みです。
吹き出し口のすぐ上にエアコンフィルターが設置されているので、結露がエアコン吹き出し口から水漏れのように流れ出ている場合、エアコンフィルターの汚れがその原因として考えられるでしょう。
エアコン取り付けが良くない
エアコン取り付けが正しい位置で行われていない場合、結露が上手く配管に流れることができなくなるため、水漏れが発生します。
ただエアコン取り付けを行うにはある程度の知識が必要になるので、専門業者が行うのが通常であると言えます。
一般の方が設置したり専門知識や技術が乏しい業者が設置したりすると、まっすぐに設置することができず、エアコン取り付けが悪くなってしまいます。
エアコン取り付けを行ったばかりにも関わらず、水漏れのように結露が滴り落ちてくるという場合には、エアコン取り付けが正常に行われているかどうか確認しなければなりません。
ドレンパン劣化・破損
結露が発生する原因の一つとして、ドレンパン劣化も含まれます。
そもそもドレンパンの役割は、エアコン内部に溜まってしまった水滴を受け止めることが挙げられます。
ただ、長年使い続けているとホコリ・水垢といったものがドレンパンに付着して、水滴を受け止められなくなるほか、ドレンパンの劣化が進んで破損してしまう可能性もあるのです。
ドレンパンが劣化してしまうと、水滴を受け止めきることができないので水漏れが起きてしまいます。
結露による水漏れが改善されないという場合には、ドレンパンにホコリが付着していないか、ドレンパンが劣化・破損していないかを確認してみることが大切です。
排水設備が破損している
従来であれば、結露は配管を通って外に排出されるものです。
ただ長年使用していると、配管を含んだ排水設備に破損が生じている場合、結露を上手く外に送り出せず、エアコン内部の結露が水漏れしてしまうので注意が必要です。
また配管の部分は常に外に出ている状態であるため、ホコリ・枯れ葉といったものが詰まってしまった場合には、その結露を流すことができません。
この場合結露が逆流して再度エアコン内部に戻ってしまい、水漏れの現象が現れてしまいます。
ほかの原因を改善してみても結露による水漏れが収まらない場合には、排水設備をチェックしてみるということが大切です。
エアコン結露の対策法をご紹介
エアコン結露の対策法をいくつかご紹介します。
室内に溜まった水蒸気が結露の原因となっている場合
室内に溜まった水蒸気が結露の原因となっている場合の対策法を2つご紹介します。
1. エアコン温度と外気の温度差を減らす
水蒸気が原因となって結露が生じている場合、室内・室外の温度差を減らすということが大切です。
基本的に結露は水蒸気が固まり始めてしまう温度差を下回ることで発生するため、温度差を無くすことで結露を防ぐことができるのです。
この対処法を行う場合、エアコンの設定温度を調整することのほか、一度エアコンの電源を落としてしまうというのも有効です。
ただエアコンの電源を切ってしまうと部屋が暑くなったり寒くなったりするため、エアコンをつけずとも涼むことができる・暖まれるものを準備しておくと安心です。
エアコンの電源を切って温度を調整する場合、窓・戸を開放して換気を行うことで一層対処しやすくなるので、結露も起きにくくなります。
また換気によって起きる結露対策には注意すべき点があり、冬場に行う場合には高い確率で結露ができるのを抑えることができますが、夏場に行うとかえって湿度を取り入れてしまうことになり、逆効果になってしまうことがあるため注意が必要です。
2. 結露対策のグッズを使用する
結露対策のグッズを使用するのもおすすめです。
窓に「結露防止シート」を貼り付けるというだけでも、簡単に結露防止を行うことができます。
また結露防止に効果的とされるサーキュレーターを使用するというのも一つの方法です。
サーキュレーターを窓付近に置くことで部屋全体の空気が上手く循環されて、窓付近が冷やされてしまうのを防ぐことができるので、
結露防止に限らず、部屋全体の冷房効率・暖房効率を上げてくれます。
エアコン本体が結露の原因となっている場合
エアコン本体が結露の原因となっている場合、エアコン風量を調節することで結露対策を行うことができます。
エアコンの吹き出し口に水滴が付着している場合、風量を上げることによって水滴が乾燥し、エアコン内の水滴を乾燥させることができるのです。
節電のことを考えてエアコンの風量を弱めに設定する方も多いですが、エアコンから出る風に対して外が暑すぎてしまうと、現在の風量で出すことができる状態までエアコンを稼働させようとして冷房がオーバーヒートを起こし、エアコンに結露が発生してしまうということも考えられます。
そのための対策として、エアコン結露が気になった場合は思い切って風量を強めに切り換えてみるというのもおすすめです。
そのほかの対策としては、可能な限り「部屋に水気のものを置かない」「エアコンの送風機能を使用する」「換気をこまめに行う」などが挙げられます。
とくに雨天時は湿気がいつも以上に多くなるので、結露が起きてしまう可能性も一層上がってしまうのです。
こまめに部屋の除湿を行って、できる限り部屋の湿度を減らすようにしていきましょう。
プロのエアコンクリーニングに依頼するのも一つの方法
エアコンを使用し続けていると、やはりどうしても内部に結露が発生してしまうものです。
エアコン内部に生じてしまった結露をそのままにしておくと、カビの原因となってしまい、汚れた空気の中で生活するということになるため、人の身体に健康被害を与えてしまう可能性もゼロではなくなります。
エアコン内のカビ・汚れなどを綺麗にする場合、プロのエアコンクリーニング業者にクリーニング依頼を出すようにしてピカピカにしてもらいましょう。
自身でエアコン掃除を行うこともできるのですが、細かな部分まで掃除を行うことは難しく、最悪の場合は故障などの原因につながることもあります。
エアコンクリーニングを依頼することによって、エアコン内部まできちんと綺麗にできるため、空気も綺麗にすることができるうえ、エアコンのカビ汚れもきちんと落とすことができます。
ちなみに自身で気軽に行うことができる対策としては、2週間に1度のペースで行うエアコンフィルター掃除が挙げられます。
おわりに
本記事ではエアコンクリーニングとして、エアコンが結露する原因と対策法についてご紹介しました。
エアコンの結露を防ぐ対策法はいくつかありますが、すべてを徹底的に行うというのもまた難しいもの。
そのような場合にはプロに依頼するという方法も検討してみましょう。
基本的にエアコンクリーニングは2年に1度の頻度で行うのが理想とされているので、その頻度で業者に依頼するように意識してみてください。
クラベルプロ編集部
最新記事 by クラベルプロ編集部 (全て見る)
- 【押入れクリーニング】押入れのカビ対策 - 2023年9月21日
- キッチン床のベタつきや黒ずみの掃除方法 - 2023年9月21日
- 浴室乾燥機の汚れの原因は?カバーの外し方 - 2023年9月21日