【ハウスクリーニング豆知識】「クエン酸」の効果や成分について
2021.09.30ハウスクリーニング酸性の性質をもっている「クエン酸」。
そんなクエン酸はさまざまな汚れを落とすことができる、万能なお掃除アイテムです。
今回はハウスクリーニング豆知識として、「クエン酸」の効果や成分、使用例についても併せてご紹介していきます。
クエン酸の成分について
「クエン酸」は栄養補助食品などに含まれていることもあり、思っている以上に身近な成分だということが分かります。
また掃除に用いる際のクエン酸は、レモン・オレンジなどの柑橘系や梅干しに含まれる有機化合物と同じものであり、成分は「酸性」になります。
基本的にクエン酸は少しであれば人間の身体に害を与えるようなことはありません。
しかしスプレー状のクエン酸などを吸い込むと、鼻・喉の粘膜がピリピリと刺激を受けることがあります。
正しい使用方法を守れば、クエン酸は非常に効果的な掃除アイテムとなるでしょう。
クエン酸の効果について
重曹やセスキ炭酸ソーダなどがアルカリ性の性質であるのに対して、クエン酸は酸性の性質をもっています。
そのためクエン酸を使って汚れを落とすには、酸性汚れとは反対のアルカリ性の性質をもった汚れと中和させる必要があります。
クエン酸が効く汚れは?
クエン酸が効くアルカリ性の性質をもった汚れとして代表的なものには、「水垢」「石鹸カス」「トイレの黄ばみ・尿石」「タバコのヤニ」などがあります。
こういった汚れの掃除を行う際に、クエン酸を用いてみてください。
クエン酸(粉末タイプ)の使用例について
粉末タイプのクエン酸の使用例を見ていきましょう。
使用例1:排水口のヌメリ取り
キッチンや浴室の排水口はヌメリ汚れが発生してしまいやすい場所になります。
このようなヌメリ汚れには、粉末状のクエン酸を汚れの上からふりかけるのがおすすめです。
ヌメリに粉末状のクエン酸をふりかけ少し置いた後、スポンジやブラシを使ってこすり洗いをするように落としていきましょう。
使用例2:生ゴミの臭い軽減
クエン酸は汚れを落とすだけでなく、消臭効果も併せもっています。
クエン酸を三角コーナーに溜まった生ゴミにふりかけるのがおすすめです。
生ゴミ臭を軽減させることができます。
使用例3:食洗機の水垢取り
食器の自動洗いが可能な食洗機は、水垢汚れが発生しやすくなっています。
クエン酸を食洗機の洗剤投入口の部分に大さじ3杯入れて「お手入れコース」を選択し、食洗機を洗浄していきましょう。
「クエン酸水」を作るのもおすすめ!
上記では、粉末状のクエン酸を使用する方法を説明いたしました。
ただクエン酸は粉末タイプのものに限らず、液体状の「クエン酸水」を自分で作って使用するという方法もあります。
汚れに対してクエン酸水のスプレーを吹きかければ、細かな箇所の汚れも落としやすくなります。
クエン酸水の作り方としては、粉末状のクエン酸を小さじ2杯、500mlの水に入れて溶かすだけです。
溶かした後は、スプレーボトルに入れ換えて完了です。
おわりに
今回はハウスクリーニング豆知識として、「クエン酸」の効果や成分、使用例についても併せてご紹介しました。
クエン酸を使って落とすことができる汚れは、石鹸カス・水垢・トイレの黄ばみ・尿石・タバコのヤニといったものが挙げられます。
またクエン酸を効果的に使用する方法として、「クエン酸水をスプレーボトルに入れて使う」というものがあります。
ただ、中には「クエン酸を使っても汚れが落ちなかった…」という場合もあるでしょう。
そのような厄介な汚れに関しては、無理をせずプロの業者にハウスクリーニング依頼をしてください。
プロのハウスクリーニングでは汚れの状態に合った道具・洗剤を使って汚れを落としてもらえるため安心して任せることができるでしょう。
クラベルプロ編集部
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