家の中に発生するカビの原因と防止策について

2021.01.04ハウスクリーニング

ハウスクリーニングのカビ対策

きちんと掃除をしていても、部屋にカビが発生してしまったりカビの臭いがしたりしてしまうことがあります。

季節によっては少しお手入れを怠っただけでも、すぐにカビが発生して掃除が追い付かないというケースもあります。

今回は家の中にカビが発生する原因や、その防止対策についてご紹介していきます。

 

家でカビが発生する原因は?

カビの原因

カビ菌は空気中でどこにでも浮遊しているものです。

しかし、ある条件がそろうことによって壁などに付着し繁殖していきます。

人間の目に見えるくらいカビ菌が増えてしまうと「カビが生えた」状態となってしまうのです。

カビ菌の種類により多少変わることもありますがカビが繁殖しやすい条件としては、以下の通りになります。

「湿度が70%以上(活発に活動し始めるのは60%以上、一気に繁殖するのは80%以上)」

「気温が20~30度(最適な温度は25~28度)」

「栄養分(ほこり・食べカス・汚れ・ダニ)」

の3つの条件がそろうことによって、爆発的にカビが繁殖することになります。

 

カビが発生しやすい時期は?

カビが発生しやすい時期としては、春から夏にかけての季節が挙げられます。

中でも湿度が高くなる梅雨は、カビ問題に悩まされる人が多くなる時期でもあります。

また現代では住宅環境も快適なものになり、冬の季節でも部屋が暖かく保たれている場合が多いため、窓に結露ができてしまうこともあります。

そのため現代においてカビが発生しやすい時期としては、ほとんど1年中であるとも言えます。

 

カビが発生しやすい場所は?

カビ防止

カビが発生しやすい場所にはどんなものが挙げられるでしょうか?

 

浴室・キッチンなどの水まわり

カビが発生する場所として代表的なのが、水まわりではないでしょうか?

カビは湿度の高い環境を好むため、この浴室やキッチンといった水まわりはカビが繁殖するには非常に好都合な場所にあたるのです。

また、浴室には人の皮脂や石鹸カスが、キッチンには食品カスがあるため、カビはそれらをエサにして繁殖します。

 

エアコン

意外と思われるかもしれませんが、エアコン内部にカビが発生することは珍しいことではありません。

1年の中でも頻繁にエアコンを使用する季節は、夏と冬なのではないでしょうか?

とくに夏の冷房運転ではエアコンの熱交換器部分に結露ができてしまうため、エアコン内部の湿度が上がり、カビが繁殖しやすくなってしまいます。

過ごしやすい室温・湿度・栄養となるホコリの3つがそろってしまうと、エアコン内部にカビが発生しやすくなるため注意するようにしましょう。

 

収納スペース

各部屋に収納スペースがあるというご自宅も多いのではないでしょうか?

収納スペースは風通しがあまり良くない場合が多く、湿気がこもってしまいがちです。

また衣類のホコリも溜まってしまいやすくなるため、掃除を怠ることでカビが繁殖してしますのです。

収納スペースにカビが繁殖するのを防ぐため、こまめにクローゼットを開けて換気するようにしてみてください。

 

ベッド

ベッドもカビが繁殖しやすい場所として挙げられるでしょう。

人は寝ている間に汗をかいてしまうのでベッドの湿度は高くなり、人の体温により温度も保たれています。

またカビの栄養である髪の毛・皮脂もベッドに付着しているため、カビの繁殖条件がそろってしまうのです。

 

畳のカビ

畳がある家にお住まいの方も多いと思います。

ただ、畳はカビが発生しやすいというのをご存じでしょうか?

そのため畳の部屋に住む際には、畳のケアが必要になります。

畳にカビが発生する主な原因としては、雨の日などに畳の部屋で部屋干しを行うことで湿気がこもりやすくなってしまうことが挙げられます。

とくに畳の草が新しいものであれば湿気を吸収する力が強いため、実際のところ畳は新品であればあるほどカビが発生しやすくなるのです。

カビの繁殖の手助けをしてしまうことにもなりかねないため、水拭きは行わないようにしましょう。

 

家の中で発生しやすいカビの種類

風呂場のカビ

家の中で発生しやすいカビの種類を見ていきましょう。

 

黒カビ

家の中に発生しやすいカビの種類として代表的なのが「黒カビ」です。

家の中であればさまざまな場所に存在しています。

また黒カビは、湿度が高い場所や結露が多い場所に発生する傾向にあります。

結露が生じがちな窓際部分や、湿度が高い浴室のゴムパッキン部分はとくに発生しがちなので注意が必要です。

放置し続けるとアレルギーの原因となってしまう恐れもあるため、発見次第できる限り早急に除去する必要があります。

 

青カビ

150もの菌種がある青カビ。

その名前のように、繁殖することによって青緑色になって広がるのが特徴としてあります。

パンにカビが生えているのを見かけたことがある方も多いとは思いますが、そのカビはほぼ青カビと思って間違いないかと思います。

どういった環境でも存在しているため、発生させないように衛生管理をしっかりと努めていきたいものです。

 

麹カビ

約150種ある麹カビは害のあるものではなく、さまざまな場所で活用されてきています。

家庭で使用する味噌・醤油などの食品にも使用されているため、名前は聞いたことがなくとも私たちの身近にあるものになります。

胞子が粉状であり、乾燥した場所でも繁殖するという特徴をもっています。

 

家の中でのカビ防止対策は?

カビの対策

家の中でのカビ防止対策としては以下のような方法が挙げられます。

 

60%以下に湿度を保つ

一番対策しやすいのが、湿度を下げるという方法です。

カビは60%以下の湿度の環境では、活動しにくくなります。

また、人が快適に感じる湿度は40~60%であると言われています。

そのため、いつでも快適な環境を保つことでカビの発生を抑制することにつながります。

湿度を下げる方法としては「窓を開けて部屋の空気を換気する」と非常に簡単なので、防止対策方法として取り入れやすくおすすめです。

良い天気の日には定期的に窓を開けて換気を行い、湿気を部屋の中に残さないようにしましょう。

悪い天気の日には窓を開ける代わりに、エアコンの除湿乾燥機の機能を使用するなど工夫をしてみてください。

 

25度未満に室温を保つ

カビにとって最適な温度は25~28度で、この温度がカビにとって一番活発に活動できる温度になります。

25度未満に室温を保つように意識するのが理想的と言えます。

しかしカビは0~50度と幅広い温度の中で活動できるため、室温に気を遣っていてもカビが発生してしまうことはあります。

室温に関しては、あくまでも目安程度に考えておくと良いでしょう。

 

掃除を定期的に行う

ほこりや食べカスは、カビの栄養分となります。

そういったものを無くすためにはやはり、定期的に掃除を行うのが効果的と言えます。

はたきを使ってほこりを落としたり、拭き掃除をしたり掃除機をかけたりなど、掃除の基本となることを行えば問題ありません。

ただ、こびりついて落ちにくい汚れに関しては、プロの業者に依頼して綺麗にしてもらうのも一つの方法です。

 

おわりに

今回は家の中にカビが発生する原因や、その防止対策についてご紹介しました。

部屋の温度・湿度・ほこりなどの汚れによってカビが発生してしまうことがわかりました。

ご紹介した防止対策内容はカビの発生を抑える方法としてどれも有効的なものですが、どの方法を試しても家の中にカビが発生してしまうという場合もやはりあるかと思います。

その場合は、プロのハウスクリーニング業者に一度水回りのクリーニングを依頼してみましょう。

根源となるカビ菌を取り除いてくれるため、カビが発生しづらくなるという効果が期待できます。

 

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クラベルプロ編集部

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