壁紙のカビの取り方|原因や掃除するときの注意点
2022.07.05ハウスクリーニング壁紙にカビが生えてしまうのは何故なのでしょうか?
本記事では壁紙のカビの取り方として、カビが生えてしまう原因や掃除するときの注意点もあわせてご紹介していきます。
壁紙にカビが生える原因と予防
湿気が多い日本の気候では、どのような家庭であっても壁にカビが生えてしまう可能性を含んでいます。
カビは湿度の高い場所を好む傾向にあります。
そのため高湿度の環境である玄関・洗面所といった場所の壁紙の場合、とくに注意が必要なのです。
このような場所では、あっという間にカビが家の中に広がってしまうことがあります。
そのため、カビは早め早めに対処することが大切なのです。
壁の材質の判別方法
洗面所・浴室・キッチンなどの水まわり場所の壁は、はっ水性の壁になっていることが多いです。
ビニールクロスの壁紙も水を弾く性質をしています。
それに対して漆喰・砂壁・布クロスといった壁紙の場合、水を吸収するタイプであるため、汚れによっては少し落としづらいと感じることもあるでしょう。
「濡れた指で触ってみる」「スプレーで少し水を吹きかけてみる」などで材質を確認するようにするのがおすすめです。
壁紙のカビの取り方
食べ物・飲み物の汚れ
食事をする際、お皿・コップなどを洗う時に使用するのは中性洗剤かと思います。
壁紙に付着した食品汚れに関しても、こちらの中性洗剤で落とすことができます。
洗剤を薄めたものを布巾につけて拭き取るか、ティッシュに含ませて数分間パックのような状態にして時間をおいた後、スポンジでこすることで落としやすくなります。
鉛筆や家具のこすれによって生じる黒ずみ
鉛筆の線、テーブル・椅子がこすれたことにより生じた黒ずみは、消しゴムで落とすことができます。
壁紙の素材によってはこすることで汚れが伸びてしまうことがあるため、初めから大きくこすらず、小さい部分で試してみるのがおすすめです。
クレヨン・油性のペンの汚れ
クレヨン・油性ペンの成分は主に油です。
化粧品も油でできているため、クレンジングオイルを使用できればそういったクレヨン・油性ペンの油も落としやすくなるでしょう。
油性ペンも同じようにクレンジングオイルで落とすことができますが、壁紙に使われている素材によってはペンの染料が染み込んで、きれいに落とすことができないこともあります。
落としにくい部分に関しては、ハイターの希釈液を用いるのも効果的だと言えます。
スイッチ周りの黒ずみ
頻繁に手が触れるスイッチ周りの黒ずみなどは、手や指の脂が付着して黒ずみが生じてきます。
手・指の脂は中性洗剤を薄めた液体で拭き取るのが良いでしょう。
頑固な汚れであれば、クレンジングオイルで脂を落とすのがおすすめです。
脂を使用した部分は放置してしまうと酸化して変色する可能性があるため、拭き取っておくことをおすすめします。
タバコによる黄ばみ汚れ
喫煙による壁紙の黄ばみ汚れは、黄ばみに含まれる「タール」によるものです。
植物性の油脂でできているタールは、基本的には中性洗剤で落とすことができます。
中性洗剤でもなかなか落ちない場合、重曹を水で薄めた「重曹水」を使用するのが良いでしょう。
重曹水は100mlの水に小さじ1杯の重曹を混ぜ合わせて作ります。
スプレーボトルに入れて使用すると、便利で使い勝手が良くなります。
おわりに
本記事では壁紙のカビの取り方として、カビが生えてしまう原因や掃除するときの注意点もあわせてご紹介しました。
壁の表面部分だけにカビが発生している場合は、比較的簡単に補修することができるのですが、カビの菌が下地に入り込んでしまうと取り除くことがグッと難しくなります。
カビが頑固な場合は、無理せず専門のハウスクリーニング業者に壁紙クリーニングを行ってもらうというのも一つの方法です。
クラベルプロ編集部
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