【トイレクリーニング】トイレの赤カビ
2023.02.28トイレクリーニング日常であまり目にすることがない便座のふち裏などの部分を見てみると、赤い色の汚れが付着していることがあります。
本記事ではトイレクリーニングとして、トイレに付いた赤カビの特徴や赤カビを放っておくことでどのような問題があるのか、赤カビの効果的な落とし方についてご紹介していきます。
【トイレクリーニング】赤カビ汚れの特徴
トイレに現れるヌルヌルとしたピンク色の汚れは、一般的に「赤カビ」と呼ばれています。
この赤カビの正体は「ロドトルラ」と呼ばれる酵母菌の1種です。
これは厳密に言うとカビの仲間ではありません。
ただし高温多湿の場所を好んで住みつくというカビに似ている性質があるので、赤カビという風に呼ばれているのです。
トイレには尿の飛沫が飛び散ってしまうなど、赤カビのエサになる汚れが多くあるため、根絶しないことにはすぐにまた発生してしまいます。
カビより増殖スピードが速く、気づいた時にはあちこちに付着していたということも珍しくはありません。
トイレの赤カビを放っておくとどのような問題がある?
トイレに発生する赤カビは、直接触れない限り人体に悪い影響を及ぼしてしまうということはありません。
しかし、赤カビが発生する場所には黒カビが発生しやすくなるのです。
これは、黒カビが赤カビをエサにして繁殖するためです。
赤カビが繁殖する場所は黒カビも好む場所であるため、赤カビを放置すると黒カビが取って変わるように発生します。
黒カビの場合は根を張ってしまい掃除に手間・時間がかかってしまうので、非常に厄介になります。
黒カビを発生させないようにするためにも、赤カビの段階できちんと掃除を行っておくことが大切です。
トイレに付いた赤カビの落とし方
赤カビは黒カビのように菌糸を伸ばすことによって範囲を広げていくタイプの汚れではないので、汚れを落とすことはそこまで難しいことではありません。
大半の汚れは、中性洗剤を使用してこすり洗いを行うだけで落とすことができます。
中性洗剤以外では「重曹をふりかける」「サランラップを軽く丸めて掃除する」ということも可能です。
水まわりであればどのような場所であっても繁殖するため、便座に限らずタンク内・タンク上部の手洗い部分に関しても注意するようにしましょう。
タンク内を掃除する場合は一度、タンク内の水を全て抜いてから行ってください。
なかなか落とせない赤カビは洗剤を使用するのが最適ですが、中でも塩素系の漂白剤を使用するのがおすすめです。
雑巾につけるのではなく、赤カビに直接吹きかけて5~10分程度放置しましょう。
その後、水で洗い流すことで完了です。
赤カビの予防策としてはこまめな掃除に加え、トイレ内の空調を入れ換えることも効果的と言えます。
頑固な赤カビに悩まされている場合はプロの手を借りるのも◎
「いろんな方法を試してみたけれど、頑固な赤カビがどうしても落とせない…」という場合、プロのハウスクリーニング業者に依頼して汚れを落としてもらうというのも一つの方法です。
プロの業者であれば赤カビはもちろんのこと、そのほかの頑固な汚れに関しても汚れの種類・状態にあわせ、安全かつ適切な方法で汚れを取り除いてくれますよ。
「汚れに触れることに対してどうしても抵抗がある…」という方も、ぜひプロの業者に依頼するという方法を検討してみてくださいね。
おわりに
本記事ではトイレクリーニングとして、トイレに付いた赤カビの特徴や赤カビを放っておくことでどのような問題があるのか、赤カビの効果的な落とし方についてご紹介しました。
赤カビは黒カビ・尿石よりも落としやすいということから軽視されがちですが、放置していると毎日の掃除も時間・手間がかかってしまうため、見つけたらすぐに対処することが大切です。
クラベルプロ編集部
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