【トイレ掃除】床タイル・壁タイルの汚れ

2023.07.26トイレクリーニング

床タイル・壁タイルの汚れ

水まわりであるトイレの床タイル・壁タイルにはさまざまな汚れが付着しています。

汚れをこまめに落としていれば良いのですが、少し放置してしまうと頑固な汚れへと変わってしまうもの。

本記事ではトイレ掃除の方法として、トイレの床タイル・壁タイルに付着した汚れの落とし方についてご紹介していきます。

 

トイレの床タイル・壁タイルに付着する汚れとは?

トイレの床・壁タイルに付着する汚れ

トイレの床タイル・壁タイルに付着する汚れの種類をいくつかご紹介します。

 

ホコリ

服を着ているとこすれたり毛玉などができたりして、どうしてもホコリが発生してしまうもの。

比較的狭い空間のトイレでは、衣類の繊維や毛玉が固まってホコリが舞ってしまいやすい傾向にあります。

トイレでの滞在時間が短くても家族全員分のホコリが持ち込まれているため、結果的にトイレのタイル上にホコリが溜まってしまうのです。

 

黒ずみ汚れ

前項で述べたホコリと手洗い場からはねた水・便器周りに飛び散った尿などが合わさることで、黒ずみ汚れになることがあります。

水道水に含まれているミネラルやカルシウムなどの成分が結晶化すると、落ちにくい「水垢汚れ」となり、落とさずにそのまま放置していると頑固な黒ずみ汚れへと変化するのです。

そのため、水垢汚れを見つけたらすぐに対処することをおすすめします。

 

黄ばみ汚れ

便器の周辺には尿が飛び散りやすく、「黄ばみ汚れ」ができてしまうことがあります。

この黄ばみは非常に落としにくい「尿石」と呼ばれるものであり、少しこすり洗いを行う程度では落とすことができません。

しかしこの汚れを落とさずに放置していると、トイレのイヤな臭いの原因につながってしまいます。

 

ホコリによる汚れは「酸性」、尿石などの汚れは「アルカリ性」の性質を持っています。

酸性の汚れには「アルカリ性洗剤」、アルカリ性の汚れには「酸性洗剤」を用いることで、綺麗に汚れを取り除くことができるでしょう。

 

【トイレ掃除】トイレの床タイル・壁タイルに付着した汚れの落とし方

トイレの床・壁タイルの汚れの落とし方

トイレの床タイル・壁タイルに付着した汚れの落とし方について、基本的な掃除と汚れ別の掃除方法をご紹介します。

 

トイレタイルの基本掃除

トイレタイルの毎日掃除は、基本的に拭き掃除です。

使い捨てが可能なトイレクリーナーを使用するのがおすすめです。

拭き掃除のポイントとしては、「壁タイルは壁の高い位置→低い位置の順番に掃除する」「床タイルは便器から離れた場所から拭き掃除を始め、最後に便器周りを拭く」「汚れが溜まりやすいとされている便器の付け根部分の床タイルは念入りに拭く」ということ。

3つのポイントを意識しながら簡単な掃除を続けることで、タイルに汚れが付きにくくなります。

 

タイルに付着した「黒ずみ汚れ」を落とす方法

黒ずみ汚れの原因となっている酸性汚れには、アルカリ性洗剤である「重曹」を用いて汚れを落としていきます。

用意するものは、「重曹・雑巾・キッチンペーパー・使用済み歯ブラシ・スプレーボトル」です。

掃除方法は、まず100mlの水に小さじ1杯分の重曹を混ぜ合わせて「重曹水」を作り、スプレーボトルに移し入れて使用します。

床に落ちているホコリなどの大きい汚れを取り除き、タイルに重曹水スプレーを吹きかけていきます。

使用済み歯ブラシを使ってタイル目地の汚れをかきだしていき、最後に雑巾で汚れと重曹水を拭き取って完了です。

黒ずみ汚れの中でも落としにくいものは、重曹水を浸したキッチンペーパーを黒ずみ汚れに直接貼り付けて、10分程度放置した後に拭きとっていきましょう。

 

タイルに付着した「黄ばみ汚れ」を落とす方法

硬くなってしまった尿石による黄ばみ汚れは、酸性洗剤である「クエン酸」を用いて汚れを中和させて落としていきます。

用意するものは、「クエン酸・雑巾・キッチンペーパー・使用済み歯ブラシ」です。

掃除方法は、まず床に落ちているホコリなどの大きい汚れを取り除いておき、200mlの水に小さじ1杯のクエン酸を混ぜ合わせて「クエン酸水」を作ります。

クエン酸水を浸したキッチンペーパーを黄ばみ汚れに直接貼り付けて、10分程度放置します。

時間が経ったらキッチンペーパーを外して、使用済み歯ブラシを使ってタイル目地にこびりついた汚れをこすり洗いしていきます。

最後に水に浸して固く絞った雑巾を使って、汚れとクエン酸水を拭き取って完了です。

注意点として、タイル目地の素材に使われているコンクリートは、強い酸性洗剤を用いると劣化してしまう可能性があるため、長時間の放置は避けるようにしましょう。

 

「黒カビ」が発生してしまったら…?

黒カビが発生してしまった

トイレタイルに黒カビが発生してしまったら、塩素系カビ取り剤で汚れを取り除くようにしましょう。

用意するものは、「塩素系カビ取り剤・雑巾・キッチンペーパー・ゴム手袋」です。

掃除方法は、まずタイル表面の大きな汚れやゴミを取り除きます。

黒カビ部分に塩素系カビ取り剤を塗布し、キッチンペーパーを上から被せて10分程度放置します。

時間が経ったらキッチンペーパーを外し、雑巾を使って黒カビ汚れとカビ取り剤の成分をしっかりと拭き取って完了です。

 

トイレの床・壁タイルの掃除をする際の注意点は?

床・壁タイルの掃除をする際の注意点

トイレの床・壁タイルの掃除を行う際は、基本的にトイレクリーナーと塩素系漂白剤の2つの洗剤があれば問題ありません。

これ以外の洗剤を使用することもあるかと思いますが、下記のような洗剤を使用する際には注意が必要です。

 

尿石クリーナー

タイル目地に詰まった汚れが「尿石」であることが分かると、「尿石クリーナーを用いて汚れを落とせば良い」と考える方も多いかと思います。

しかし、タイルの目地に使用されているコンクリートは「酸性」と相性が良くありません。

使用することでタイルが劣化してしまう可能性もあるのです。

そのため使用する際には、尿石クリーナーをかけた後の放置時間を長くするのではなく手早く拭き取ったり、尿石クリーナーを少し薄めてから使用したりと工夫するようにしましょう。

 

研磨剤入り洗剤

クレンザーが入っているなど、研磨剤入り洗剤を使って掃除を行うのも避けるのがベターです。

研磨剤が入った洗剤を使用するとタイル表面にたくさんの傷が入ってしまうことがあります。

使用する場合は強くこすり洗いはせず、使用後には洗剤が残らないようにしっかり綺麗に洗い流すようにしてタイルの劣化を防ぐように注意しながら使用しましょう。

 

塩素系カビ取り剤を使用する際も注意が必要

クエン酸などの酸性洗剤と一緒に塩素系カビ取り剤を混ぜて使ってしまうと、有毒ガスが発生してしまうため非常に危険です。

塩素系カビ取り剤を使用する日には酸性洗剤は使用しないなど、必ず分けて使用するようにしましょう。

また塩素系カビ取り剤はとても刺激の強い洗剤であるため、人の肌に触れてしまうとかぶれることがあります。

そのため使用する際には、直接肌に洗剤が触れてしまわないようゴム手袋を装着してください。

さらにマスクも忘れずに着用し、窓やドアを開けておく・換気扇を回して掃除するなど、充分に換気を行って掃除するようにしましょう。

 

おわりに

本記事ではトイレ掃除の方法として、トイレの床タイル・壁タイルに付着した汚れの落とし方についてご紹介しました。

トイレタイルの基本的な掃除は拭き掃除ですが、汚れの状態や種類によっては重曹やクエン酸を用いて掃除を行わなければならないものもあります。

トイレタイルとの相性が良くない洗剤などもあるため、注意して正しい方法でタイル掃除を行うようにしましょう。

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タグ : タイル トイレ 掃除
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クラベルプロ編集部

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