エアコンから出るヘドロの原因とは?

2023.08.24エアコンクリーニング

エアコンから出るヘドロ

エアコンを使用している最中、エアコンから水漏れが生じたり、イヤな臭いが漂ってきたりといった経験をされた方も多いのではないでしょうか?

本記事ではエアコンから出るヘドロの原因とは何か、またヘドロの掃除方法についてもご紹介していきます。

 

エアコンから出るヘドロの原因とは?

エアコンから出るヘドロの原因

エアコンから出るヘドロの正体は、エアコン内部に蓄積されたホコリ・汚れが水分を吸収して「スライム状」になった汚れです。

ヘドロは夏場に発生する夏特有の現象であり、エアコンのドレンパン部分に集まっている水や汚れの栄養素と反応し合って、スライム状の物体となり、エアコンのドレンホースが詰まる原因になってしまうことがあります。

ドレンホースが詰まってしまうと、ドレンパンから水が溢れだして水漏れが起きることもあるため注意しなければなりません。

エアコンは水漏れを起こした場合でも本体自体はエラー表示がされない仕組みになっているため、水が溢れていることに気づかないと気がついた時には手遅れの状態になっていることがあるのです。

 

エアコンのヘドロを放置するとどうなる?

エアコンのヘドロを放置

エアコンのヘドロを対処せず放置すると、さまざまな問題が生じてしまいます。

 

エアコンの水漏れ・臭いの原因になる

エアコンの使用頻度が高くなる夏の期間は、とくにドレンパン部分に汚れが付着することで水漏れを引き起こしてしまうことがあります。

ドレンパンに汚れが付着していると、エアコン内部で発生した水をドレンホースに流すことができなくなり、そのまま雑菌が繁殖してヘドロのようなスライム状の汚れに変わり、最終的にエアコンから水漏れが発生するという悪循環ができてしまいます。

またドレンホースにヘドロが詰まっていると、水と汚れやホコリが混ざっているようなイヤな臭いがエアコン内部に入り込んで、その臭いが部屋へと送り込まれてしまいます。

エアコンからイヤな臭いがしてきたらまずは一度ドレンホースがどのような状態になっているかを確認してみましょう。

 

最悪の場合、エアコンが故障してしまうことも…

ヘドロを放置した状態でエアコンを使用し続けてしまうと、最悪の場合、エアコンが故障してしまうこともあります。

ドレンパンが故障していると、エアコン内部の水がドレンホースから排出することができないことに加え、ドレンパンそのものから水漏れを引き起こしてしまうため、エアコンの吹き出し口から水が漏れてしまうのです。

ドレンパンが故障していると自分ではどうすることもできないため、エアコンメーカーかエアコン専門業者に依頼して、ドレンパンを新品のものに交換してもらうか、エアコンを買い直さなければなりません。

もちろん、エアコンが故障してしまうと、修理が完了するまでの期間は一切エアコンを使うことができません。

季節の変わり目などであれば乗り切ることができても、真夏や真冬の時期にエアコンを使えないというのはやはり辛いもの。

故障する前にホコリやカビなどの汚れを溜めないこと、そしてドレンホースに付着したヘドロを綺麗にすることが大切です。

 

エアコンからでるヘドロの掃除方法

エアコンのドレンホースにヘドロが溜まっている場合、「ドレンホースクリーナー」を用いて吸い出すことで、ドレンホース内の汚れを取り除くことができます。

ドレンホース先端にクリーナーを取り付けてハンドルを引くことで、強力な吸引力が生じて汚れ・詰まりを取り除いてくれます。

ハンドルを引いたら必ずホースから取り外してバケツにゴミを排出し、ハンドルを押し込んでもう一度吸い取るようにしましょう。

 

エアコン内部にも汚れが溜まっている場合は業者に依頼する

ドレンホースを掃除してもすぐにヘドロが発生してしまうという場合、エアコン内部がホコリ・カビで汚れており、ドレンパンにヘドロが発生している可能性が高いと言えます。

エアコンで発生する結露のほとんどは、内部にある熱交換器である「アルミフィン」部分で空気が冷やされて生じているのです。

エアコンフィルターの奥にアルミフィンがありますが、フィルターをすり抜けたホコリがアルミフィンに付着し、発生した結露と一緒に落ちるため、アルミフィンにカビが付着している場合、その下にあるドレンパンも汚れている可能性が高いです。

また、アルミフィンやドレンパンは自分で掃除することが非常に難しいとされています。

エアコンから水が排出し続ける場合、アルミフィンやドレンパンを含めてエアコンクリーニングを利用することも検討されてみてください。

 

エアコンからヘドロを出さないようにするには?

エアコンからヘドロを出ないようにする

エアコンに発生するヘドロは、非常に厄介な汚れです。

エアコンのヘドロ対策をご紹介します。

 

エアコンフィルター・ドレンホースを掃除する

エアコンのヘドロが発生しやすいとされている夏場は、2週間に1度程度エアコンフィルター掃除を行うことをおすすめします。

エアコンのフィルター掃除は、ヘドロの栄養源であるホコリやそのほかの汚れを防止することができ、自分でエアコンのヘドロを対策する方法としては一番簡単な方法だと言えます。

また、最近ではホームセンターでドレンホース内の詰まりを解消してくれるドレンホース用クリーナーも販売されているため、掃除用具として自宅に常備しておくのも良いかもしれません。

ドレンホースにゴミや虫が侵入してしまうことを防止したいという場合、ドレンホースにキャップを被せてしまうという方法もおすすめです。

 

徹底的に綺麗にする場合、エアコンクリーニングが◎

エアコンのドレンホースをピカピカに綺麗にする場合や、エアコン内に溜まった汚れやカビを取り除いて掃除する場合、プロの業者にエアコンクリーニングを依頼するようにしましょう。

業者にエアコンクリーニングを依頼することでエアコン内部の汚れ・カビだけでなく、ヘドロが溜まってしまいやすいドレンホースの部分まですっきりと綺麗にすることができます。

 

定期的なエアコンクリーニングでヘドロを徹底防止!

エアコンクリーニングでヘドロを徹底防止

エアコンのドレンホースに発生するヘドロは、エアコン内部のホコリ・カビが原因となって発生するということが分かりました。

ヘドロはこまめなエアコンフィルター掃除・エアコンクリーニングで事前に発生を抑えることができるため、エアコンを本格的に使用し始める真夏・真冬の季節前に業者にエアコンクリーニングを依頼して綺麗にしてもらうようにしましょう。

エアコンを使用し始める前に、ドレンホースを確認して汚れが溜まっていると分かれば、ドレンホース用クリーナーを用いて綺麗に掃除することで、ヘドロを発生させない対策にもなります。

ただ、ご自身で掃除を行うことである程度ヘドロを防止することもできますが、定期的にエアコンクリーニングを行うことでしっかりと季節ごとの汚れを取り除きつつ、ヘドロの対策もできるため一石二鳥だと言えるのではないでしょうか?

 

おわりに

本記事ではエアコンから出るヘドロの原因とは何か、またヘドロの掃除方法についてもご紹介しました。

ヘドロを正しく処理せずに放置し続けると、エアコンの水漏れになったり、エアコンの故障につながったりしてしまうことがあります。

エアコンを正しく掃除・クリーニングすることで、ヘドロや水漏れ、臭いに悩まされることなく、快適な空気環境の中で過ごすことができますよ。

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タグ : エアコン ヘドロ 原因 掃除
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クラベルプロ編集部

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