水まわり掃除の基本的な手順についてご紹介
2023.05.24その他家の中でもよく水を使用する場所をまとめて「水まわり」と呼びます。
代表的な水まわり箇所としては、「キッチン」「浴室」「洗面所」「トイレ」の4つが挙げられます。
本記事では、水まわり掃除の基本的な手順についてご紹介していきます。
水まわりに付着した汚れの種類と落とし方
水まわりに付着した汚れの種類とその落とし方についてご紹介します。
水垢汚れ
シンク・蛇口部分にウロコ型のような汚れができている場合、それは水垢汚れだと言えます。
水垢汚れは水道水に含まれるミネラル分やカルシウム成分が結合し、白く汚れが残ってしまった状態です。
水垢汚れは普通に拭き取るだけでは落とすことができませんが、クエン酸で落とすことができます。
その手順としては、クエン酸と水を混ぜ合わせたものをスプレーボトルに移し替え、蛇口やシンクなどの汚れがとくに気になる場所に吹きかけていきます。
そのまま1時間ほど放置しておき、スポンジでこすり洗いを行うことで水垢汚れを簡単に落とすことができます。
油汚れ
水まわりの中でもとくに食品の汚れがしっかりと付着してしまうのは、キッチンです。
放置することで害虫や悪臭、カビの発生原因につながることがあります。
さらにキッチンで石鹸を使用した場合、石鹸カス汚れが付着してしまうこともあります。
油汚れ・石鹸カスなどの汚れには、重曹・セスキ炭酸ソーダなどのアルカリ性洗剤を用いるのが良いでしょう。
重曹とセスキ炭酸ソーダをスプレーボトルに入れて、汚れが気になる箇所に吹きかけ、汚れを拭き取れば、頑固な油汚れ・石鹸カスを綺麗に落とすことができます。
特別強い洗剤というわけではありませんが、非常に頑固な汚れの場合は洗剤をふりかけた後に放置する時間を延ばしておくことで、落としやすくなるというメリットがあります。
ヌメリ・カビ汚れ
キッチンの掃除を普段あまり行っていなかったり使用頻度が高かったりすると、ヌメリ・カビといった汚れが発生します。
そのまま放置することでさらに雑菌が繁殖してしまい、悪臭の原因につながってしまうこともあります。
ただ軽いヌメリ汚れに関しては、食器洗い用洗剤で落とすことができます。
スポンジに洗剤を振りかけて泡立てるようにし、ヌメリが気になる箇所にこすり洗いを行っていきましょう。
それでも落とせないような頑固汚れ・ヌメリ・カビなどには、漂白剤を用いるのが効果的です。
50度くらいのお湯に漂白剤を混ぜるようにし、浸け置きしておきます。
シンク自体の汚れが気になってしまう場合には、お湯と漂白剤を混ぜたものに雑巾を染み込ませるようにし、汚れが気になる部分に被せるようにして放置しておきましょう。
この際に用いる漂白剤としては、酸素系のものを用いるのがおすすめです。
漂白剤には塩素系もありますが、塩素系漂白剤を使用することでシンクが傷ついてしまうこともあるため、そちらは使用しないよう注意しましょう。
水まわりの場所別の掃除方法
水まわりの場所別の掃除方法をご紹介します。
キッチン
水まわりの中でもキッチンは食品を取り扱う場所であるため、とくに清潔さには気を配っておきたいところです。
シンク用のスポンジを用意しておき、お皿・食器に合わせて掃除を行っていきましょう。
発生して間もない水垢汚れであれば、スポンジと中性洗剤を使って簡単に落とすことができます。
掃除後には、布巾を使って水分を拭き取っていきます。
水垢・カビ・雑菌の繁殖原因となる水滴を残さないようにすることがポイントです。
シンクの中でも排水口の部分は浴室同様、カビ・雑菌が繁殖していることが多いため、塩素系漂白剤を用いて汚れを綺麗に取り除くようにしましょう。
洗面所
洗面所では化粧品・歯磨き粉などさまざまなものを使用するからこそ、複数の原因が混ざりあって汚れが残ってしまうものです。
汚れが溜まりやすい場所であるため、1週間に1度の頻度で掃除を行うようにしましょう。
キッチンと同じく、スポンジと中性洗剤を使って汚れを綺麗に落とすことができます。
カビ・雑菌の繁殖が見られたり、排水口に髪の毛が詰まっていたりする場合には、塩素系漂白剤を使用するようにしましょう。
歯ブラシを使用することで、蛇口などの細かい汚れも綺麗に落とすことができます。
浴室
浴室もキッチンと同じく使用の度に軽く掃除を行うことで、美しい状態を保てるようになります。
浴室は密封された空間の中で水やお湯を使うため、どうしても高温多湿な環境になってしまいやすい場所だと言われています。
カビ・雑菌が繁殖しやすい場所なので、できる限り清潔な状態を保てるように注意しましょう。
カビ・雑菌などの繁殖を広げないためには、高温多湿な状態を避けるようにし、栄養源を残さないようにすることが何より大切です。
排水口に溜まった髪の毛などの汚れはなるべく早く取り除くようにしましょう。
浴室の使用後は浴室内に冷水をかけて、室温を下げるようにします。
身体の皮脂が浴室の壁に付いてしまうため、汚れが頑固な状態になる前に洗い流すようにします。
浴室から出た後には必ず換気扇を稼働させるようにして、換気を行うことが大切です。
なるべく24時間ずっと稼働させておくようにしましょう。
また排水口・鏡・壁・小物などの部分に関しては、1週間に1度のペースで時間をかけて掃除を行うようにします。
頑固な汚れは洗剤を使えば効率的に落とすことができますが、複数の成分が混じり合ってしまわないよう注意が必要です。
トイレの便器
トイレの便器は排泄物が流れる場所であるため、水まわりの中でもとくに清潔感を保つのが難しい場所だと言われています。
目安としては1週間に1度を目安に、念入りな掃除を行うことが推奨されています。
便器の掃除に関しては、便器用の中性洗剤もしくは専用のブラシを用いて掃除を行っていきます。
死角になってしまいやすい便器のフチ裏に関しては、黒ずみ・尿石といったものが残ってしまいやすいため、とくに時間をかけて掃除を行うようにしましょう。
水まわり掃除はプロの力を借りるのもおすすめ
家の水まわり掃除をすべて自身で行おうとすると、相当な時間と手間がかかってしまうもの。
長年放置して頑固になってしまった汚れ・手が届かない場所の汚れなどは、掃除のプロであるハウスクリーニング業者にお任せするのもおすすめです。
プロであれば汚れの種類・状態によって、掃除方法を変えながら安心安全に汚れを落としてくれます。
水まわりの箇所でまとめて依頼ができるプランを用意している業者もあるため、「水まわり全般を綺麗にしてもらいたい…」という場合はぜひこちらを利用してみてくださいね。
おわりに
本記事では、水まわり掃除の基本的な手順についてご紹介しました。
水を使用する以上、水まわりはどうしても汚れが溜まりやすくなってしまうもの。
汚れの種類として挙げられるものは、水垢・雑菌・カビなどがあります。
それぞれの汚れの性質を踏まえた上で、効率的に掃除を行うようにしましょう。
水まわりの中でもキッチン・浴室などは、使用した後にサッと掃除を行うだけでも、定期的な掃除の手間を大幅に削減することができます。
毎日の生活の中で意識するようにして、なるべく効率的に清潔な状態を保てるようにしていきましょう。
「掃除の手間や時間をかけたくない…」という方は、無理せずハウスクリーニング業者に水まわりのクリーニング依頼をするようにしてくださいね。
クラベルプロ編集部
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