畳に虫がわくときの対処法|原因と種類

2022.07.05その他

畳に虫がわく

畳の部屋がある方は、畳から虫がわいていないか定期的にチェックするようにしましょう。

本記事では畳に虫がわく原因や害虫の種類、虫がわいてしまったときの対処法についてご紹介していきます。

 

畳に虫がわく原因

畳から直接虫がわいてくるわけではなく、外から飛んでくる・人に付着して家の中に入ってくるというのが大半です。

また、多くの虫はエサのある場所、温度・湿度などの条件が整った場所に住み着いて繁殖するという特徴があります。

 

畳に虫が発生する主な原因

・畳の上にカーペットを重ねて敷く

・ごはん・お菓子の食べこぼしを畳の上に放置しておく

・家の中で犬や猫といったペットを飼っている

・畳をあまり掃除しない

・ホコリが溜まってしまっている

・加湿器・洗濯物の室内干しによって、室内の湿度が高くなっている

・室内の風通しが悪い

 

畳に発生しやすい虫の種類

畳に発生しやすい虫の種類

ケナガコナダニ

体長がおおよそ0.2~0.5mmほどのケナガコナダニ。

乳白色の小さなダニであり、高温多湿の環境を好みます。

ケナガコナダニ自体は人に害を加えませんが、人を刺してしまうツメダニのエサになるので、ツメダニを増殖させてしまう要因になってしまいます。

 

ツメダニ

体長が0.3mm~0.8mmのツメダニ。

ケナガコナダニより少し大きいサイズのダニです。

淡い黄褐色をしており、ケナガコナダニ・チリダニ・チャタテムシといった虫を捕食します。

暖かい5月以降から発生し始め、7~9月頃の夏の時期には「ツメダニに刺された」という被害者が増加します。

 

チャタテムシ

体長がおおよそ1~2mmの大きさをしているチャタテムシ。

淡い黄色・褐色をしています。

家庭内のほか工場や倉庫といった、さまざまな場所に生息しています。

チャタテムシは人に無害ですが、チャタテムシを食べるツメダニが発生してしまう恐れがあるというのが問題点です。

 

シバンムシ

体長は2~5mmほどのシバンムシ。

全国に生息している赤褐色の虫で、丸い形をしています。

季節としては春~秋頃にかけて多く発生します。

人体に無害ですが、シバンムシの幼虫に人を刺すアリガタバチが寄生するので、大量発生した場合には、そんなアリガタバチによる被害が大きくなってしまう恐れがあります。

 

ヤマトシミ

体長は8~10mmほどのヤマトシミ。

細長い体と長い触覚が特徴であるうねうねとしている虫です。

人体への影響はありませんが、ホコリっぽい場所、高湿度の場所に発生しやすく、本などの紙類に害を加えます。

 

アリガタバチ

体長が2~3mm程度あるアリガタバチ。

おしりの先端が尖っていて、蜂のような形状をしているのが特徴です。

茶色い身体をしており、3~11月頃の間に発生します。

刺されると2週間程度赤く腫れあがり、水膨れになってしまうこともあるため注意が必要なのです。

 

畳にわく虫への対処法

畳にわく虫の対処法

風通しを良くして湿度を上げない

畳にわく虫は、湿度の高い場所を好んでいます。

エアコン・扇風機などを使用して空気を巡らせて、できる限り湿度が50%を超えないように調節することが大切です。

 

こまめな掃除・丁寧な掃除を心がける

1畳1分以上の時間をかけてゆっくり丁寧に掃除機をかけるようにしてください。

時間をかけて掃除機をかけることで、畳に付着したホコリやそのほかの汚れを取り除くことができます。

 

畳の下に防虫シートを敷いておく

気密性の高い部屋の中に住んでいると、湿度が気になるかと思います。

その場合には、畳の下に防虫シートを敷いておくようにしましょう。

防虫シートは虫が発生することを長期的に予防してくれるので、畳のメンテナンスを頻繁に行えない場合にもおすすめです。

 

おわりに

本記事では畳に虫がわく原因や害虫の種類、虫がわいてしまったときの対処法についてご紹介しました。

畳はさまざまな虫が住み着いてしまいやすい場所です。

定期的に掃除・換気を行い、防虫シートで対策を行うことで虫を寄せ付けない畳環境を作ることができるでしょう。

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