エアコンクリーニングでドレンホースも定期的に交換してもらおう!

2021.03.04エアコンクリーニング

エアコンのドレンホース

自分でできるエアコンクリーニングの種類として、「ドレンホースの交換」があります。

通常室外に置きっぱなしであることが多いドレンホースは非常に劣化しやすく、長年使い続けていると断裂してしまうこともあります。

本記事では、エアコンクリーニングとしてドレンホースを交換する際のポイントについてご紹介していきます。

 

ドレンホースの劣化の原因は何?

ドレンホースの劣化の原因

ドレンホースは一体どのようなことが原因となって劣化していくのでしょうか?

 

紫外線によるもの

室外機の設置場所によっても異なるので一概には言えないのですが、ドレンホースが劣化する原因の一つとして「紫外線によるもの」という要素が挙げられます。

劣化速度としては一般的なドレンホースは3年ほど、内部が二重の構造になっているタイプのものは5年ほどと言われています。

 

機械的な力による影響

外に保存しているドレンホースは機械的な振動も受けてしまいやすいため、劣化が進みやすいと言われています。

 

保護できていないこと

ドレンホースは基本的に外に出しているため、保護をしておく方が安心だと言えます。

上手く保護することによって、ドレンホースは長持ちしてくれるでしょう。

 

ドレンホースの材質が良くない

ドレンホースの材質が悪くプラスチックの材質であると、早く劣化してしまいやすいのです。

ドレンホースを塩化ビニール製のものに変えることで、長持ちが期待できます。

 

ドレンホースの「劣化サイン」とは?

劣化のサインとは

ドレンホースが劣化する際には、いくつかの「サイン」が表れます。

 

エアコン室外機からの水漏れ

このサインにはさまざまなものがありますが、その中でも「エアコン室外機から水漏れが起きている」場合は、ドレンホースが劣化しているサインだと考えて間違いないでしょう。

ドレンホースの内部で詰まりが発生しており、結露している水が外に上手く排出できない可能性があります。

このサインが表れた際には、ドレンホースの交換を行うようにしてください。

放置したままにしておくと、ドレンホースに限らず室内機が故障してしまうこともあります。

 

ドレンホースが欠ける・破損する

ドレンホースが欠けていたり破損していたりすると、その部分から虫や植物が侵入し、そのまま繁殖をしてしまうということがあります。

場合によってはドレンホース内部で詰まりが生じてしまう原因にもなり兼ねないので、欠け・破損している部分を見つけたら交換を検討するのが良いと言えるでしょう。

また、この欠け・破損がエアコンの不具合につながることもあるため、エアコンを使っていて不具合を感じた場合には、専門業者に相談してみるようにしましょう。

 

ドレンホースの取り外しとサイズ確認

部屋の外側からエアコンを確認すると、細い管が壁を通じて外側に出ています。

その細い管につなげられているのが「ドレンホース」になります。

ドレンホースの交換では、細い管からドレンホースを取り外す必要があります。

管とドレンホースのつなぎ目がテープで巻かれて固定されている場合はテープをはがし、つなぎ目にジョイントがある場合はそれを外しておきましょう。

 

ドレンホースの直径と長さを確認

ドレンホースの直径サイズにはいくつか種類があります。

そのため、古いドレンホースを取り外したら、まずその直径を確認するようにしましょう。

また、管とのつなぎ目部分から先端にかけてのドレンホースの長さも確認する必要があります。

新しいドレンホースに交換する際には、古いドレンホースの直径・長さと同じタイプを用意するようにしてください。

 

新しいドレンホースのつなげ方

新しく付け替える

ドレンホースのつなげ方には2つの方法があります。

室外機から出ている細い管と新しいドレンホースをつないだのち、そのつなぎ目部分にテープを巻きつけ固定する方法と、つなぎ目部分にジョイントを用いる方法の2つになります。

新しくつなげる場合、交換前のつなぎ方を覚えておき、それと同じようにして接続させるのが良いでしょう。

またネットやホームセンターでも販売されている「ジョイント」は、固定を強化できるためおすすめです。

 

ドレンホース交換時の注意点とは?

ドレンホース交換時の注意点をご紹介します。

 

紫外線対策をする

ドレンホースは紫外線の影響を受けることで劣化が進みやすくなり、古くなってくると最終的には断裂してしまう可能性もあります。

ドレンホースが断裂を起こすと、エアコンの水漏れといったトラブルにもつながります。

そのため、ドレンホースは使い始めから3年ほど経過すると、新しいものへの交換が推奨されています。

紫外線対策をきちんと行えば、耐久期間を5年ほどに延ばすことができます。

ドレンホースの紫外線対策としては、「紫外線耐性がある塩ビ製のドレンホースを用いる」「通常のドレンホースに塩ビ製カバーを覆うようにして取り付ける」の2つの方法があります。

 

害虫対策をする

害虫予防

ドレンホース交換時にしておく際におすすめなのが、害虫対策です。

狭い&暗い場所を好む害虫にとってドレンホースは最適な環境です。

害虫がドレンホース内に入り込むことによって、ドレンホースに詰まりを引き起こしてしまう場合もあります。

ドレンホースの交換時には、害虫対策もしっかりと行っておきたいところです。

害虫対策としては、「ドレンホース先端を地面に付けるのではなく、少し浮かせた状態で設置する」「害虫寄せ付け防止のアイテムを使う」などが挙げられます。

 

ほかの部品を傷つけたり、破損させたりしないよう注意

ドレンホースの交換を行う際の必要なアイテムは、基本的にホームセンターでもそろえられるものが多く、交換作業自体もそれほど難しいということはありません。

しかし室外機の設置場所によっては、交換作業に危険が伴ってしまうこともあります。

何とかして交換しようと無理をして交換作業を行い、ほかの部品まで傷をつけてしまうと、さらに追加で時間・費用がかかってしまうことにもなります。

自分で交換する際には、ほかの部品を傷つけたり破損させたりしないように注意しましょう。

 

ドレンホースの交換作業が不安な場合はプロに依頼

プロに交換を依頼する

エアコンのドレンホースは紫外線対策をきちんと行っていたとしても、その耐久性はわずか5年程度であるとされています。

当記事の初めにご紹介したドレンホースの「劣化のサイン」を押さえておき、サインが見られたらできる限り早めにドレンホースの交換を行うようにしましょう。

またドレンホースの交換の際には紫外線対策・害虫対策もあわせて行うようにすると、水漏れのトラブルを最小限に抑えることができるため、ぜひ取り入れてみてくださいね。

また室外機が高い場所にある・危険な場所にあるなど、ドレンホースの交換作業に不安がある場合、無理をせずにプロの専門業者に交換依頼を出すことをおすすめします。

依頼する場合、複数の専門業者に見積り依頼をし、おおよその相場を確認しながらどの業者に依頼するのかを決めていくようにしましょう。

 

おわりに

本記事では、エアコンクリーニングとしてドレンホースを交換する際のポイントについてご紹介しました。

ドレンホースの交換は、意外と忘れがちなエアコンクリーニングの一つです。

ドレンホースの交換を長年怠っていると、断裂してエアコンの水漏れにつながる恐れがあります。

ドレンホースの交換は3年に1度、補強やメンテナンスをしっかりとしていれば5年に1度のペースできちんと行うようにしましょう。

また交換の際には古いドレンホースの直径・長さなどサイズを確認し、そのサイズに合った新しいものをつなぎ合わせるようにしてください。

 

 

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クラベルプロ編集部

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